Googleのオープンモデル「Gemma」、累計10億ダウンロード超 GitHubに公式ディレクトリ公開
米Googleは8月20日(現地時間)、同社のオープンモデル「Gemma」ファミリーの累計ダウンロード数が10億回を突破したと発表した。併せて、コミュニティのプロジェクトを集約する公式リポジトリ「Awesome Gemma」をGitHubで公開した。
Google DeepMindは公式ブログで、ダウンロード数そのものより重要なのはコミュニティが何を作っているかだとし、過去2年間で開発者が10万種類を超えるGemmaの派生モデルを公開したと説明。同社はこのエコシステムを「Gemmaverse」と呼んでいる。
新設した「Awesome Gemma」リポジトリは、Gemmaverseの公式ディレクトリとして、コミュニティによる優れたプロジェクトやファインチューン済みモデル、チュートリアル、開発ツールを掲載するとしている。
ブログでは活用事例も紹介している。宇宙分野では、NASA、Satlyt、Starcloudの各チームが軌道上でGemmaを実行しており、機上での画像解析、限られたダウンリンク帯域の最適化、衛星間通信のルーティングに利用しているという。
医療研究では、米エール大学とGoogleの研究者がGemmaをベースに単一細胞の「言語」を解釈するモデル「C2S-Scale」を構築し、新規のがん治療経路を発見。生細胞で検証したという。同社はこれを、AIシステムが新規の作用機序に基づく治療経路を生み出し、生細胞で検証に成功した初の事例だとしている。このほか、医療特化モデル「MedGemma」が、全インド医科大学(AIIMS)の外来トリアージ支援や、ウガンダ農村部の医療従事者を支援するシステムなどで使われている。
また、Kaggleで実施した「Gemma Challenge」には現実の課題解決を狙う1600件を超えるプロジェクトが集まったといい、近く受賞者を発表するとしている。
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