米Micron、AI需要で売上高は前年同期比4.8倍、純利益は11.8倍と過去最高を更新

 米半導体メモリ大手のMicron Technologyは9月30日(現地時間)、2026年度第4四半期(7月~9月期)と2026年度通期の決算を発表した。四半期、通期ともに売上高は過去最高だった。同社はAI需要と適切な事業運営を好業績の要因に挙げ、2027年度も過去最高の業績を見込む。

 Micronはアイダホ州ボイシに本社を置く半導体メーカー。PCやスマートフォン、サーバなどに使われるDRAMやNAND型フラッシュメモリ、NOR型フラッシュメモリなどのメモリやストレージ製品を手掛けている。AIの学習や推論を担うデータセンターのサーバは大量のデータを高速に処理するため、AIの普及に伴って同社製品の需要が拡大している。

MicronのWebサイトより

 第4四半期の売上高は542億2900万ドルで、前年同期の113億1500万ドルから約4.8倍、前期(第3四半期)の414億5600万ドルから約31%増加した。GAAPベースの純利益は377億100万ドル(1株当たり32.87ドル)で、前年同期から約11.8倍に増加した。GAAPベースの売上総利益率は前年同期の44.7%から86.8%に上昇している。

決算概要(プレスリリースより)

 通期の売上高は1331億8800万ドルで、前年度の373億7800万ドルから約3.6倍に。GAAPベースの純利益は849億6900万ドル(1株当たり74.33ドル)で、前年度から約10倍に増えた。

 事業部門別の第4四半期売上高では、データセンター向けのCore Data Center部門が前年同期の約11.4倍、クラウド事業者向けのCloud Memory部門は前年同期比約3.6倍だった。Mobile and Client部門は約3.5倍、Automotive and Embedded部門は約4.8倍で、全部門が大幅に増収となった。

 製品面では、サーバ向けの低消費電力メモリモジュール「SOCAMM」の売上高が前期比で2倍以上に拡大したほか、AI推論で使われるKVキャッシュ用途のPCIe Gen 5およびGen 6対応SSDを主要顧客に出荷していることも明らかにした。

 2027年度第1四半期の業績見通しは、売上高が615億ドル(上下15億ドルの幅)、売上総利益率(GAAPベース)が約85.95%、1株当たり純利益(GAAPベース)が37.84ドル(上下1ドルの幅)としている。

 サンジェイ・メロトラ会長兼CEOは「AIはスーパーインテリジェンス(SI)になりつつあり、メモリはこの知能と顧客のプラットフォームの競争力を高める」と述べ、技術、製品、製造への投資を拡大する方針を示した。

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR