Slide買収、Zynga出資――Googleのソーシャルネットワークはどうなる?(2/2 ページ)
「注意深く見れば、Googleはソーシャルネットワークだ」とオーヤン氏は語り、Googleはソーシャルネットワークを構成する3つの主要な要素を持っていると指摘する。
それはGoogleアカウントのプロフィール情報と、Gmailを通してユーザーが友人とつながれること、それらのツールを使っておもしろいことができることだ。おもしろいことというのは、BuzzがGmail上で実現するものであり、Google Gamesの中心となるであろうSlideとZyngaが提供するものだ。
「以前はこれらの構成要素すべてがバラバラにされていた。今のGoogleにはそれをまとめるチャンスがある」(オーヤン氏)
Forrester Researchのアナリスト、オージー・レイ氏は、Slide買収はアプリよりも人材や経験を獲得するのが狙いだと考えている。
それでも、Googleのエンジニアリングディレクター、デビッド・グレイザー氏がSlide買収についてブログに書いた限定的な情報を見ると、Googleがソーシャルメディアをこれまで以上に真剣に考えていることを疑う余地はほとんどないとレイ氏は言う。
「Googleは、ソーシャル情報をより便利に、ユーザーにとってより関連性の高いものにすることに力を入れているとわざわざ述べている。さらにエリック・シュミットCEOは先週のカンファレンスで、文明の夜明けから2003年までの間に生み出された情報よりも、今、2日の間に生み出されている情報の方が多いと語っていた」(同氏)
「Googleは、ソーシャルメディアへの注力で関連性とユーザービリティ――Googleが卓抜している2つの分野――が改善されるとほのめかしている。Slideのリソースがこの見方にどうはまるのか分からないが、Googleが多くの人の不満を呼んでいるソーシャルメディアの『(データを吸い上げる)消防ホース』を、もっと便利で管理しやすいものに変えられれば、多くの人はOrkutやWave、DodgeballといったGoogleの過去のソーシャル製品の失敗を忘れるだろう。
ただGoogleが何をするにしても、すぐに実現はできない。
Facebookは7月に5億ユーザー到達を発表した。同サイトの「Like(いいね)」ボタンは世界の約30万のWebサイトに採用されていると伝えられている。
Facebookは、電子商取引大手Amazon.comとお勧めボタンのテストを始めたところだ。
Googleのソーシャルネットワークにはあまり時間がない。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Ankerのスピーカーでまた発火事故 過去にも5回の火災で回収・交換中 消費者庁「直ちに使用中止を」
-
2
「さくらのレンタルサーバ」に不正アクセス 583アカウントが不正ログイン被害、個人データなど漏えいのおそれ
-
3
千葉水害、半数以上が“ハザードマップの浸水エリア外”で起きていた ウェザーニューズ調査より
-
4
「うんこミュージアム」公式サイト改ざん被害、個人情報4人分流出のおそれ
-
5
両毛システムズ、社内システムに不正アクセス被害
-
6
LINE着せかえ“デザイン崩れ”問題、返金フォーム設置 ただ「返金できない場合も」
-
7
「Claude」の“見えない透かし”、Anthropicが仕組みを説明 「完全な書き直しなら消える」
-
8
スマートリングは日本でブレイクするか 高精度な睡眠モニターと分析の「Ultrahuman Ring AIR」を試す
-
9
Anthropic、「Claude」で生成したテキストに“見えない透かし” 日本を含むグローバルに適用へ
-
10
河川監視のライブカメラ水没か――千葉豪雨、村田川の映像が水中に 「こんなの初めて見た」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR