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図書館の蔵書検索「カーリル」が独立会社に 事業拡大目指す

» 2012年06月01日 16時25分 公開
[ITmedia]
photo カーリル

 図書館の蔵書を検索できる「カーリル」の運営が、6月4日から同名の新会社に受け継がれる。月間ユニークユーザーが25万人のサービスに育っており、今後は新たな資本を受け入れて事業拡大を目指すという。

 同サイトは「紙copi」の開発などで知られる洛西一周さんの米Notaが2010年3月に公開し、アール・ワイ・システム(吉本龍司代表取締役)と運営してきた。アール・ワイ・システムはこのほど「株式会社カーリル」を設立し、同サイトを新会社に事業譲渡する。

 洛西さんはブログで、カーリルについて「公共的な領域に対してウェブサービスができることを示して、日本にとって大きな貢献を少人数のチームで成し遂げた」と振り返る。対応図書館は6000館以上になるなどサイトも成長。「利用者、図書館の理解が得られ、よいスタートを切った今、さらに事業を発展させるためには、僕ではなく吉本君が最適な人物だと判断しました」と事業譲渡について説明している。

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