Microsoft、「Google Docsへの移行は危険な賭け」
「OfficeのドキュメントをGoogle Appsに変換するのは危険な賭けだ」──。米Microsoftで上級プロダクトマネジャーを務めるジェイク・ズボロフスキ氏は5月10日(現地時間)、Office 365チームの公式ブログで「Google Docsは危険な賭けに値しない」と題した米Googleのサービスを攻撃する内容を投稿した。
ズボロフスキ氏は、Microsoft Officeの文書は、PC、Webブラウザ(Microsoft Office Web Apps経由で)、スマートフォンやタブレットで制作した通りの状態で表示できるが、Google Docsに変換するとレイアウトなどが大きく損なわれるとして、変換の例を挙げている。
Windows 8/Windows RT搭載のタブレットやWindows Phone 8搭載スマートフォンにはOfficeアプリが搭載されているが、Microsoftは米AppleのiOSやGoogleのAndroid向けには公式のOfficeアプリを提供していない(iOS版についてはAppleと交渉中だが難航していると伝えられている)。ただし、iPadであれば、Office Web AppsでオリジナルのOffice文書を表示できる。
Googleは、昨年6月に買収したQuickofficeのモバイルオフィススイートのiPad版を有料Google Appsユーザーに無料で公開している。Quickofficeは、iOSやAndroidでMicrosoft Office文書を編集できる有料アプリだ。ズボロフスキ氏は「Quickofficeの機能は非常に限られているので、Office文書をまともに変換できない」として、iPadでのQuickofficeとOffice Web Appsで開いた文書の比較も示す。
Microsoftはたびたび、Googleのサービスを批判するパロディ動画を公開している。この投稿にも、Office文書をGoogle Docsに変換してうまく開ければキーホルダーをもらえ、開けなければ財産もクレディビリティも昇進も失うという危険な賭けに出てすべてを失うビジネスマンのYouTube動画が掲載されている。この動画の最後に登場するのは元大リーガーのピート・ローズ。野球賭博にかかわって球界から永久追放された彼が「私だってそんな危険な賭けはしない」と言うオチだ。
同日には、ボストン市がMicrosoftの製品を含むオンラインスイートおよびメールシステムをGoogleのクラウドサービスに移行すると発表している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
YouTube、収益化基準を2027年に大幅引き上げへ 新規参加条件が従来の2倍に
-
2
浅田真央さん旧ドメイン失効問題、さくら田中社長「対処します」の意図は 同社に聞いた
-
3
「購入済みの着せかえアイコン消えた」 LINEのiOS 26対応版に「金返せ」と不満
-
4
秋田県幹部職員が喫煙しながらバスローブでオンライン報道対応 「自宅」との説明に疑義……背景はラブホ客室のよう
-
5
デジタル庁から個人情報漏えい 手順書ミスが原因、団体職員150人分の氏名など誤送付
-
6
X、「クリエイター収益分配プログラム」終了へ──「オリジナル投稿」に絞った新報酬制度に移行
-
7
小田急、「充レン」撤去→「CHARGESPOT」に回帰 全70駅に拡大へ
-
8
MrBeast、YouTubeで個人クリエイター初の登録者5億人突破──「20代で信じられない」
-
9
OpenAI、サイバー防御「Daybreak」を赤青2階層に 特化型「GPT-5.6-Cyber」投入
-
10
ザッカーバーグCEO、超知能の集中化に警鐘 「単一の善意ある超知能は存在しない」とオープンモデル公開再開へ
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR