　米Twitterが、有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」の料金を変更する予定だ。8日時点のTwitter Blueの月額料金は7.99ドルだが、Webサイト経由では7ドル、iOSアプリの場合は11ドルに変更するという。米国のニュースサイト「The information」が7日（現地時間）に報じた。

Twitter Blueのヘルプページから引用

　iOSアプリのみ値上げする原因について、The informationは「iOSアプリからの収益をAppleが30％カットしているためだ」と指摘する。AndroidのTwitterアプリからの利用料金については言及していない。

　Twitterのイーロン・マスクCEOは11月28日、「AppleがTwitterでの広告をほぼ全て停止し、Twitterアプリを公式アプリストアから削除すると脅している」などと投稿。30日には、Apple本社に訪問しティム・クックCEOと面会し「App StoreからTwitterアプリが削除される可能性があるという誤解が解消した」と投稿していた。

ティム・クックCEOとイーロン・マスクCEOの影（マスクCEOのツイートから引用）

TwitterのマスクCEO、「Appleは（Twitterでの）広告を完全に再開した」
TwitterのマスクCEOは、「Appleが広告を完全に再開した」と語った。他の広告主も戻ってくると思うとも。「Twitter Files」に関する「スペース」での発言だ。
TwitterのマスクCEO、AppleのクックCEOを訪問　「アプリ削除の誤解は解消した」とツイート
TwitterのマスクCEOは、AppleキャンパスのクックCEOを訪問したとツイートした。「ティムがTwitterをアプリストアから削除するつもりはないことは明らか」とも。
「AppleがTwitterをアプリストアで保留すると脅した」とマスクCEO
TwitterのマスクCEOが「Appleに理由もなく脅された」とツイート。Appleに30％の税を払うくらいなら戦うとも。TwitterアプリがAppleの公式アプリストアから削除される可能性もありそうだ。
Twitter、イェ（カニエ・ウェスト）のアカウントを再凍結
Twitterは11月半ばに凍結解除したイェ（元カニエ・ウェスト）のアカウントを再凍結した。マスクCEOは「最善を尽くしたが、彼は再度暴力の扇動に関するTwitterルールに違反した。アカウントは停止だ」とツイートした。
Twitter、新型コロナのデマ情報規制を撤廃
Twitterが2020年1月から続けてきたプラットフォーム上での新型コロナのデマ情報規制を撤廃した。関連ページ上でひっそり告知している。デマ情報で凍結された4000件以上のアカウントが復帰する可能性がある。