　米Googleの親会社、Alphabet傘下でドローン配送サービスを手掛けるWingは8月25日（現地時間）、米小売大手のWalmartと提携し、テキサス州ダラス・フォートワース複合都市圏での配送を開始したと発表した。Walmartは、この提携により、6万の家庭に商品をドローン配送できるようになると語った。

Walmartの商品を配送するWingのドローン（画像：Walmart）

　両社によると、店舗から約10キロ以内の家庭に配送を行い、モバイルアプリでの発注から30分以内に商品を届けられるという。

モバイルアプリ（iOS版）

　Wingは、「ドローンは高度に自動化されて」おり、基本的に自動で飛行するので、オペレーターは遠隔地から「多数のドローンを同時に安全に監視できる」としている。「時速65マイル（約105キロ）で巡航し、卵のパックなどの壊れやすい商品でもストラップを使って正確な指定場所に丁寧に配送する」という。

ストラップで商品を静かに着地させる（画像：Walmartの動画より）

　このサービスはWingが3月に発表したラストマイル配送プラットフォーム「Wing Delivery Network」で提供している。

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