クリスタに画像生成AIを搭載する予定ない──提供元セルシスが発表 「データセットがクリーンなものしか使わない」
クリスタに画像生成AIが搭載する予定はない──イラスト作成ソフト「CLIP STUDIO PAINT」(クリスタ)を販売するセルシスは2月21日、公式Xでこう表明した。一部のユーザーから「クリスタに画像生成AIが搭載されるのでは」と懸念する声が寄せられていたという。
同社は2022年11月に一度、画像生成AI「Stable Diffusion」による作画補助機能を試験導入すると発表した。しかし「誰かの著作物を利用する機能で、由来が不明なら使いたくない」など、ユーザーからの批判が相次ぎ、発表からわずか3日で搭載を見送ると方針転換していた。
一方で同社は、2月20日にはAIやWeb3事業を手掛けるアクセル(東京都千代田区)との資本業務提携を発表。アクセルは機械学習/AI技術を使った製品を手掛けており、セルシスとの業務提携によって「AI技術を使用したクリエイター支援プラットフォームの構築」を目指すとしていた。これにより、SNSではユーザーから懸念の声が再び出ていたため、改めて方針を示したとみられる。
「画像生成AIについては、倫理やプライバシー、知的財産権などについて議論が続けられている状況。今後、塗り残し削除といった基本的なツールから、線画の抽出、3Dキャラクターのポーズなどの発展的なソリューションに至るまで、クリエイターの創作活動をより楽しいものにすることを手助けできる分野でのAI技術の活用方法を模索する。今後のAI機能開発で学習するデータセットには、クリーンなものしか使わない。創作活動における倫理と権利を常に最大限に尊重し続けるというポリシーのもと、AI技術の研究開発においても、ユーザーの声に耳を傾け続ける」(セルシス)
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