JOYSOUNDの“配信者向け”カラオケ、Steamでリリース 配信活動が「趣味」か「仕事」かで料金変化 無料でも「ソーラン節」歌える

[松浦立樹，ITmedia]

　通信カラオケ「JOYSOUND」を提供するエクシング（名古屋市）は10月29日、配信者向けSteamアプリ「カラオケJOYSOUND for STREAMER」の提供を始めた。YouTubeやTwitch、ニコニコ動画、OPENREC.tvなどの動画配信プラットフォームでカラオケを使った動画配信を行える。利用料金は、配信活動が“趣味”か“本格的”かで変わる仕様だ。

配信者向けSteamアプリ「カラオケJOYSOUND for STREAMER」

　利用料金は2形態あり、趣味で配信する利用者向けの「Basicプラン」を3500円／30日、配信活動で収益を出す利用者向けの「Proプラン」を1万円／30日で提供する。同アプリの配信ガイドラインでは、2つのプランの違いについて、収益化の有無で分けられるとしている。

利用イメージ

　Basicプランは、投げ銭や動画サイトの金銭授受機能、メンバーシップなど有料会員登録者限定の動画投稿に使用することは禁止としている。Twitchなど、金銭授受機能をオフにできないプラットフォームなどでは、金銭を送らないよう視聴者に発信するよう求めている。Proプランでは、各プラットフォームで利用可能な収益化システムを使った収益化を許可している。

配信ガイドライン中の記載

　どちらのプランでも法人の利用は許可しておらず、楽曲の改変や替え歌など著作者の同一性保持権を損なう投稿も禁止としている。

　無料で歌える楽曲も搭載。曲目は「ソーラン節」（東京放送児童合唱団）「故郷（ふるさと）」（民謡ガールズ）「こいのぼり」（童謡）「でんでらりゅうば」（森の木児童合唱団、でんでらコーラス）を用意している。

　有料プランに登録すると、3万曲以上が歌い放題となる。新規楽曲は毎月100曲以上を配信予定。また、家庭で16万曲以上のカラオケを楽しめるアプリ「カラオケJOYSOUND for Steam」も近日配信するという。ただしこちらは配信で利用できない。