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Google、高速で低価格な画像生成AI「Nano Banana 2 Lite」と動画生成モデル「Gemini Omni Flash」公開

» 2026年07月01日 07時11分 公開
[ITmedia]

 米Googleは6月30日(現地時間)、画像生成AI「Nano Banana」シリーズの最新モデル「Nano Banana 2 Lite」と、動画の生成編集に対応する新モデル「Gemini Omni Flash」を発表した。

 banana 1 (画像:Google)

Nano Banana 2 Lite

 Nano Banana 2 Liteは、同社の画像生成モデル群の中で最も高速かつ低コストな製品になる。テキストから画像への生成を4秒で完了できるといい、料金は1K解像度の画像1枚当たり0.034ドル。迅速なアイデア出しや、大量の画像を連続生成する高頻度のワークフローに向くとしている。技術的な正式名称は「Gemini 3.1 Flash Lite Image」。

 banana 2 Googleの比較デモ。1分間の生成枚数がNano Banana 2の3枚に対し、Nano Banana 2 Liteは21枚だった(画像:Googleの動画より)

 2月に公開した汎用モデル「Nano Banana 2」の軽量版という位置づけだ。Googleは現在の画像生成モデル群を、最上位の複雑な専門用途向けの「Nano Banana Pro」、中位の汎用モデル「Nano Banana 2」、今回追加した最速・最安モデルの「Nano Banana 2 Lite」と整理した。初代の「Nano Banana」はレガシーモデルと位置付けられ、Googleはこのモデルのユーザーに対し、Nano Banana 2 Liteへの移行を推奨している。

 banana 3 Nano Banana 2 Liteは1K解像度画像の生成レイテンシと低価格さで他社競合(Flux 2 9B、Grok Imagine、Seedream)を上回る一方、画質を示すEloスコアではNano Banana 2が最高値を記録した(画像:Google)

 Nano Banana 2 LiteはGoogle AI Studio、Gemini API、Gemini Enterprise Agent Platformを通じて利用できるほか、検索の「AIモード」やGeminiアプリ、NotebookLM、Googleフォト、Google広告など同社の一般消費者向け製品にも順次展開される。生成画像にはAIによる作成であることを示す電子透かし技術「SynthID」が付与される。

Gemini Omni Flash

 Gemini Omni Flashは、GoogleがGoogle I/O 2026で発表した「Gemini Omni」を基にした高品質・低コストな動画生成モデルで、今回新たにGemini APIとGoogle AI Studioで開発者向けに提供を開始した。テキスト・画像・動画を組み合わせた入力から動画を生成できるほか、自然言語による会話形式での動画編集に対応する。

 料金は動画1秒当たり0.10ドルで、同社の動画生成モデル「Veo 3.1 Fast」と同水準としている。現時点では10秒間の動画生成に対応し、より長尺の動画にも今後対応する予定だ。Geminiアプリや動画生成ツール「Google Flow」でも利用できる。

 Veo 3.1が単発の高品質なクリップ生成に強みを持つのに対し、Gemini Omni Flashは画像や動画など複数の素材を組み合わせた会話形式の反復編集に重点を置いており、Googleは両モデルを用途に応じて使い分ける方針とみられる。

 GoogleはNano Banana 2 LiteとGemini Omni Flashを組み合わせた活用法も紹介している。前者で生成した画像を後者に渡して動画化するというような連携が可能で、「Interactions API」を使えばセッション履歴を保持しながら最大3回の連続編集を行える。両モデルを組み合わせたデモアプリとして、撮影した写真を世界各地の観光名所に合成し動画化する「Anywhere」や、室内写真からインテリアデザイン案を生成し動画で確認できる「Space Lift」なども公開した。


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