韓国の携帯電話テレビ受信サービス、好調な滑り出し
TVおよびラジオ番組を衛星から直接携帯電話に送信する新サービスが韓国で好調なスタートを切ったと、韓国TU Mediaの幹部が6月23日に語った。
同社マネジャーのヘ・ジェヨン氏がプレス向け説明会で語ったところによると、5月に開始されたTU Mediaのサービス加入者は、現在約6万人。加入料金は、7つのTVチャンネルと24のラジオチャンネルのパッケージで月額1万3000ウォン(13ドル)。
従来の衛星放送サービスではパラボラアンテナを取り付けなければならないが、TU Mediaサービスは、携帯電話に内蔵された小型アンテナから番組を直接受信できる。衛星放送や、3Gテレフォニーで使われる周波数帯と比較的近い11GHzよりもずっと低い2.6GHz周波数帯を利用するためだ。
現在このサービスに対応した携帯電話が4種提供されており、このうち2つのモデルがSamsung Electronicsから、LG ElectronicsとSK Telecom各社から1モデルずつ出ている。いずれもTVおよびラジオ受信を含む最新マルチメディア機能を搭載しているが、価格は約700ドルと、決して安くはない。
TU Mediaがこのサービスでまずターゲットとする顧客層は、大学生と20代~30代のホワイトカラー。今年末までに加入者60万人、2010年までに660万人を目指している。
目標達成に向けて、同社は現在、親会社のSK Telecom以外のキャリアとも取り組みを進めている。ヘ氏によれば、韓国のナンバー2、3の携帯キャリアであるKTFとLG Telecom各社のネットワークに対応した携帯電話モデルが7月に投入される予定だという。
今後は、ペイパービュー方式の番組といったビデオ番組や韓国の主要国内TV局との中継を増やしていきたい考えだとヘ氏は語った。
TU Mediaは近く、教育番組専門のTV局EBSの中継を開始するが、マスマーケットをターゲットとする大手KBS、MBC、SBSとの中継に関しては、まだ各局と合意に至っていない。韓国で非常に人気の高いこれらサービスの中継に関して、ヘ氏は、今年末に地上デジタル放送が開始された後に実現するだろうとしている。
TU Mediaが使用する衛星は、東芝という強力な後ろ盾を持つMobile Broadcasting(モバイル放送:MBCO)の協力で立ち上げられた。MBCOは似たようなサービスを日本で提供しているが、携帯電話に対応したMBCOサービス用端末がないため、ユーザーは受信機を別途購入しなければならない。
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