Googleケータイ、業界各社への影響は?
Googleが携帯電話を投入したら、調査会社IDCが言うところの「2011年までに20億ドル規模になるモバイル広告の市場機会」をもっと活用できるだろう。またそうなれば、Googleのパートナーやライバルになり得る企業にとって、携帯電話、OS、サービス市場を変えることにもなる。
10月10日にGoogleの携帯電話・OS計画について聞いたところ、スマートフォンOSを手掛けるSymbianの調査担当上級副社長デビッド・ウッド氏は、Symbianはパートナーの計画やプロジェクトについて多くの情報を得ているが、それを秘密にしていると語った。
だがウッド氏は、Googleは今もSymbianにとって重要パートナーであり、ソフトウェアキットを同社に提供していると指摘した。実際、Google関係者はSymbianが来週ロンドンで開催するSmartphone Showに参加するという。
だが、もしもGoogleがSymbian以外のOSを使ったデバイスをリリースしたらどうなるのだろうか?
その場合、協調的競争の契約を結ぶことになるだろう。ウッド氏は、両社の関係はSymbianとResearch In Motion(RIM)との提携のようになると考えている。この提携では、RIMのBlackBerryの電子メールサービスなどを、Symbian搭載スマートフォンで動かせるようにしている。
「この先数カ月あるいは数年の間にどんな発表があっても、Googleは自社のサービスを数億人のSymbian携帯利用者に提供し続けたいと考えるだろう」(同氏)
GoogleがSymbianのソフトウェアキットをどう使っているかと聞いたところ、ウッド氏は詳しく答えることは避けたものの、Googleは「情報をできるだけ多くの人に、できるだけ多くの時間提供する」ことに関心を持っていると語った。
同氏はさらにこう付け加えた。「われわれは(Google CEOの)エリック・シュミット氏が指摘したのと同じトレンドを見ている。携帯電話、特にスマートフォンは次第に人々にとって情報の世界への入り口になるということだ」
例えば、同氏はインドのEconomic Times紙の記事を挙げた。この記事は、インドの携帯Webの利用者数はデスクトップWeb利用者数の4倍に上ると伝えている。
同氏のコメントは、実際は一般的な話ではあるが、同社がGoogleの計画をよく知っていることを暗に示している。だが、ほかにこの分野への直接的な参入を明言しているベンダーは少ない。
携帯キャリアAT&TおよびSprintの広報担当者は、それぞれ「別の計画」「競争力のあるデバイス」についてコメントはしないと語った。Palmの広報担当者は、Googleが何かを発表するまではコメントしないとし、携帯電話メーカーのMotorolaはコメントを拒否した。
だからといって、この分野のベンダー各社が好奇心をそそられていないというわけではない。
ある大手携帯電話メーカーの広報担当者は、Google携帯について聞いて回ったが具体的なことは分からなかったと語り、「出るかどうかも分からないデバイス」についてのコメントを控えた。
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