FCC、未使用テレビ周波数帯の自由化を決定
米連邦通信委員会(FCC)は11月4日、未使用テレビ周波数帯(通称「ホワイトスペース」)をワイヤレスインターネット通信向けに開放する案を満場一致で承認した。
広範囲をカバーするこの周波数帯を活用すれば、低コストでWi-Fiネットワークが構築できるとして、Google、MicrosoftなどのIT企業が中心となり、開放を求めてきた。
FCCが「Second Report and Order(Second R&O)」案を承認したことにより、テレビ周波数帯が使われていない場合、その周波数帯をワイヤレス端末が使用できるようになる。参入するメーカーは端末のサンプルをFCCに提出し、FCCのテストを経て認可を受ける必要がある。
未使用テレビ周波数帯での利用が認められるのは、周波数を検知する技術に加え、地理位置情報機能と、テレビ局やCATV局の使用状況データベースにアクセス可能な機能を搭載する端末。データベースにアクセスすることで、その場所においてどの周波数が空いているかが分かる。FCCは、これらの機能のうち周波数検知機能のみを搭載する端末の利用も認めるが、承認に時間がかかるとしている。
無線マイクの通信が妨害されるという懸念については、無線マイクをデータベースへ登録することで、テレビなどと同様に保護されるとしている。
Google、Microsoft、MotorolaなどはFCCの今回の決定を歓迎するコメントを発表した。Google共同創設者のラリー・ペイジ氏は公式ブログで、「1人のエンジニアとして、FCCが政治よりも科学を優先させたことをうれしく思う。周波数の開放により、どこでも誰にでもワイヤレスインターネットを提供できるようになる」と述べた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
2
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
3
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
4
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
5
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
6
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
7
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
-
8
Microsoft、約6万人対象の希望退職制度を発表 巨額のAI投資で経費抑制か
-
9
タイムズカー流出で顧客らが損害賠償求め運営会社提訴へ サイト開設の弁護士が記者会見
-
10
Anthropic、IPOを正式申請 上半期売上高は約14倍、純損失807億ドル
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR