米Mozillaは11月9日、Webブラウザの「Firefox」が誕生から5年目を迎えたことを発表した。これを記念してMozillaのコミュニティーは世界各国でスペシャルキャンペーン「Light the World with Firefox」を開催、また「Spread Firefox」キャンペーンでFirefoxユーザーの拡大を呼び掛けている。
「Firefox 1.0」は2004年の同日、リリースされた。現在70カ国語で提供されているFirefoxは、全インターネットユーザーの4分の1に当たる3億3000万人以上が利用しているという。
Mozilla Foundationの理事を務めるクリストファー・ブリザード氏はHACKS.MOZILA.ORGのブログで、この5年間を振り返り、「MozillaはMicrosoftが誠実さを保ち、新バージョンのWebブラウザをリリースするように仕向けた。Firefoxの存在はAppleがSafariをリリースする大きな要因となり、GoogleがChromeでこの市場に参入することを助けた」と語り、今後のWebブラウザの動きとして、HTML5ベースのビデオやオープンビデオコーデックの普及によるビデオ機能の改革とモバイルインターネットの重要性が高まることを挙げた。
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Firefoxのリリースが刺激になって、ブラウザ業界が活発化しているようだ。MicrosoftはIEへの新機能追加を検討し、AOLはFirefoxベースの新ブラウザの準備を進めている。(IDG)
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