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Google、開発者会議「Google I/O」開催 HTML5プロジェクトやWaveの公開を発表
Googleの年次開発者会議の初日には、H.264に変わるオープンなビデオフォーマット「WebM」プロジェクトやGoogle ChromeのWebアプリストアの立ち上げが発表された。
米Googleは5月19日(現地時間)、米カリフォルニア州サンフランシスコで同社の開発者向け年次カンファレンス「Google I/O」を開催した。2日にわたり、HTML5やAndroidに関する多数の発表が行われる。同カンファレンスのチケットは2カ月前に完売し、66カ国から約5000人の開発者が集まった。
初日の基調講演で同社エンジニアリング担当副社長のヴィック・ガンドトラ氏は、3回目となる今年のI/Oは過去最大規模で、「開発者の期待を裏切らない」内容になると語った。カンファレンス名の「I/O」は開発者が最初に学ぶ操作であるInput/OutputおよびInnovation(革新)とOpenness(オープン性)を表すと同時に「Innovation in the Open(オープンにおける革新)」という意味も持つという。ガンドトラ氏はオープン標準HTML5への最近の注目の高まりと同社のHTML5への取り組みについて語った。
19日に発表された主な発表は以下の通り。
- WebMプロジェクト:MozillaおよびOperaと共同で推進する新たなビデオフォーマット
- Google App Engine for Business:PaaS(サービスとしてのプラットフォーム)の企業向けバージョン。管理・サポート機能などを追加し、米VMwareとの提携でポータビリティを強化
- Google Storage for Developers:100Gバイトのストレージと月間300Gバイトまでの帯域を無料で利用できる、開発者向けのオンラインストレージサービス
- Google Waveの一般公開:Google Labsのプロジェクトのままだが、招待が必要なくなった
- Chrome App Store:Webアプリのオンラインストア。サードパーティーはここでWebアプリを販売できる
- Google Latitude API:位置情報アプリ開発用API
- Google Font API:オープンソースのWeb向けフォント
そのほか、Google Maps、Google Apps、Google AdSenseなどに関する新機能が発表された。次世代Android「Froyo」は2日目に発表される予定だ。
変更履歴:Google Storage for Developersの個所で、「300G」を「300B」と表記していました。お詫びして訂正いたします。[2010/05/20 10:23]
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