Sprint、WiMAX対応Android「HTC EVO 4G」を199ドルで発売
「HTC EVO 4G」は初のWiMAX対応Android端末。2つのカメラと無料の「Qik Video」でビデオチャットが楽しめる。
米Sprintは6月4日(現地時間)、Android初のWiMAX対応端末「HTC EVO 4G」を発売した。価格は2年間の契約加入と100ドルのリベートにより、199ドル。Sprintのほか、小売り大手のRadioShack、Best Buy、Walmartで販売する。
Android 2.1搭載のEVO 4Gの最大の特徴は、3G(EV-DO Rev.A)に加えたWiMAXのサポート。米国ではWiMAXを4Gと位置づけているため、製品名に4Gがついている。WiMAXのスピードは上りが最速で1Mbps、下りが最速で10Mbps以上、下りの平均は3〜6Mbps。
プロセッサはQualcommの1GHzのSnapdragon QSD8650で、4.3インチ(解像度800x480)のタッチスクリーン、高精細ビデオの撮影もできる800万画素のカメラと正面にもう1機130万画素のカメラを搭載し、メモリは1Gバイト。サイズは12.2×6.6×1.3センチで重さは170グラム。
WiMAXと2つのカメラを生かすビデオチャットサービス「Qik Video」がプリインストールされており、無料で利用できる。Qikユーザー同士でビデオチャットができるほか、Qikを使っていない相手にビデオメールを送信できる。
8台まで接続可能なテザリング機能、Spring独自の道案内機能「Sprint Navigation」、「HTC Sense」の新版を搭載した。
Sprintは2008年9月にボルティモアでWiMAXサービスを立ち上げ、現在はシカゴやラスベガスなど米国内の33の市場で4300万人以上にサービスを提供している。年内に、ボストン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンD.C.などに提供地域を広げる計画だ。
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