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iPadでWindowsアプリが使える「Parallels Mobile」登場
Parallelsが、Mac向けデスクトップ仮想化ソフトの新版発売と同時に、iPadからMac上のParallelsで稼働するWindows環境にアクセスし、Outlookの利用やFlash動画の再生を可能にするモバイルアプリを公開した。
米Parallelsは9月14日(現地時間)、iPadでのWindowsアプリケーション利用を可能にするモバイルアプリ「Parallels Mobile」を無料で公開したと発表した。日本のApp Store(リンク先はApp Store)からも入手できる。同アプリを利用するには、同日発売のデスクトップ仮想化ソフト「Parallels Desktop for Mac」のバージョン6を搭載したMacが必要だ。iPadのほか、iPhone、iPod touchでも利用可能。
Parallels Mobileは、iPadに仮想環境を作ってWindowsをインストールするのではなく、Wi-Fiあるいは3GでParallels Desktopが稼働しているMacにアクセスし、Macの仮想マシン上のWindowsアプリをリモートで利用するという仕組みになっている。OutlookやOfficeが利用できるほか、Flash動画の再生も可能だ。
Parallels Desktop 6 for Macは80以上の新機能を搭載し、Windowsアプリケーションの起動が前バージョンより41%高速になったという。価格は79.99ドル(アップグレードは49.99ドル)。日本での発売は数週間以内となっている。
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