Microsoft、Hotmail内で動的なWebサービスを利用できる新機能を発表
メールに安全にJavaScriptを埋め込めるようにしたため、メール内でリアルタイム検索などのWebサービスが利用できるとしている。
米Microsoftは12月16日(現地時間)、Hotmailで受信したメール内で送信者のWebサービスを利用できるようにする新機能を発表した。ユーザーが添付画像などをプレビューできるようにする「Active Views」プラットフォームの新機能という位置付けで、旅行サイトや求人サイトなどと協力してパイロットプログラムを実施しているという。
メールの情報は従来静的なもので、求人情報などはメールを受信してからWebサイトに見に行っても締め切られていたといったタイムラグがあるが、この新機能ではメールの情報を動的に保てるため、最新の情報をメールから離れずに入手できるという。例えばパートナーサイトの米Monster.comからのメールには求人情報検索枠が設けられており、検索結果として最新の求人情報をメール内で閲覧できる。
この機能は、送信者がメール内にJavaScriptのコードを埋め込むことで実現している。セキュリティ上の懸念から、これまでJavaScriptの埋め込みはできなかったが、MicrosoftはActive Viewsプラットフォームでこの問題を解決したとしている。
現在パイロットプログラムには旅行サイトの米Orbitzと求人サイトのMonster.comが参加しており、オンライン動画レンタルサービスの米NetflixとビジネスSNSの米LinkedInが間もなく加わる。メールサービス業者とも協力しているという。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
関連キーワード
Microsoft | Hotmail | 新機能 | JavaScript | 検索 | Webサービス | Monster.com | LinkedIn | Netflix | リアルタイム検索 | セキュリティ | Windows Live Essentials
関連記事
- Microsoft、HotmailやSkyDriveでSSL暗号化を採用
Microsoftが無料オンラインメールでHTTPS接続をオプションで選択できるようにしたほか、オンラインストレージのSkyDriveやPhotoではデータが自動的にSSL暗号化されるようにした。 - Microsoft、「Windows Live Essentials 2011」をリリース
- Microsoft、Hotmailのアップデートを開始
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.