iPhone 3GSが49ドルに値下げ Verizon版iPhoneへの対抗策?
米Appleと米AT&Tが、1月7日からiPhone 3GSの価格をわずか49ドルに引き下げた。この価格は、2年契約を申し込んだ新規顧客と、アップグレード資格のある既存顧客が対象になると両社は6日の発表文で述べている。
iPhone 3GSはiOS 4にアップグレード可能で、同OSでは通話とアプリの利用が同時にできる。AT&Tの2万3000カ所のWi-Fiホットスポットにも接続できる。
「月額15ドルからという従来より安価な新しいデータプランと組み合わせると、この新たな価格は、当社のスマートフォンでも特に人気のデバイスにさらなる価値をもたらす」とAT&Tのマーケティング責任者デビッド・クリストファー氏は発表文で述べている。「さらに多くの人々が、米国でもっとも高速なモバイルブロードバンドネットワークでiPhoneを体験することがうれしい」
49ドルという新価格は、驚きと憶測を呼ぶだろう。AT&Tは、ライバルのVerizon 米WirelessがiPhoneを発表する前にできるだけ多くの加入者を確保しようと最後の努力をしているのだろうか? LTEネットワークを稼働させる前に在庫を片付けているのだろうか? それとも、市場に押し寄せる低価格Android端末への対抗策だろうか?
例えば11月にはT-Mobileが、100ドルを切るAndroid端末4機種を立ち上げた。その中には、T-Mobileでは最安の3G Android携帯と言われる「T-Mobile Comet」、50ドルのメールインリベート適用で30ドルになる「LG Optimus T」(Consumer Electronics Showで展示されている)などがある。
Verizon対抗説の信憑性を高めているのは、「VerizonがCDMA版iPhoneを3月ごろに立ち上げる可能性は95%」というPiper Jaffrayのアナリスト、ジーン・マンスター氏の3日の発言だ。同氏はさらに、Verizonは2011年に900万台のiPhoneをアクティベートすると予想している。これは、同社の新規スマートフォンアクティベート件数の3分の1を超える。
マンスター氏だけではない。New York Times、Wall Street Journal、Fotune、Forbesなどのメディアもすべて、Verizon版iPhoneが2011年第1四半期中に登場すると「確認」している。足りないのは、AppleあるいはVerizonによる確認だけだ――それはCESが終わってからになりそうだが。
Verizonのイワン・シーデンバーグCEOは6日にCESで、基調講演を行ったが、数台のスマートフォンを発表しただけだった。ほとんどがiPhone対抗機種だ。これらデバイスはVerizonの新しい4G LTEネットワークに対応し、いずれもAndroidを搭載する。
49ドルのiPhone 3GSはAT&Tの店舗とWebサイト、Apple販売チャネルで販売する。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Anthropic、自己複製AIの「兆し」を指摘 55ドルのTVボックス15台で26Bモデルが稼働
-
2
フランスのスーパー数百店舗で冷蔵設備にサイバー攻撃 温度が最高50度に上昇し食品大量廃棄に
-
3
相次ぐ情報漏えいの一因に「A2B攻撃」 公開アプリを解析し裏側のサーバを狙う手口、NICTが公表
-
4
国産AI「Sarashina」が無料で試せるWebサイト、ソフトバンク子会社が公開 6つのAIモデルが呼び出せるAPIも
-
5
PayPay証券、障害で日本株・ETFが売買できず 14日の予約注文も受付止まる 復旧めど立たず
-
6
JR東・京急・東武など鉄道7社、「磁気乗車券」廃止へ 27年春から「QR乗車券」に
-
7
「銀のさら」など、最大650万件の個人情報漏えいの恐れ アプリ注文も停止中 委託先サーバがランサム被害に
-
8
AIが出力した「実在しない判例」を書籍に掲載→回収・絶版へ 琉球大教授が謝罪「研究者としてあるまじき失態」
-
9
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR