「これ、すごいな」 KDDI・田中社長がドコモブースを“偵察”:ワイヤレスジャパン2012
「これ、すごいな」。KDDIの田中社長がワイヤレスジャパン2012でドコモブースを訪問。数々の新技術を体験し、「いやー、本当に面白かったです」
「これ、すごいな」――KDDIの田中孝司社長は5月30日、「ワイヤスジャパン2012」(6月1日まで、東京ビッグサイト)に出展中のNTTドコモブースを視察した。田中社長はドコモの“透けるスマートフォン”や「3Dライブコミュニケーションシステム」などの新技術を体験し、「いやー、本当に面白かったです」と笑顔で感想をつぶやいていた。
田中社長がまず体験したのは、しゃべった言葉を“実体化”しながら仮想空間上でコミュニケーションできる3Dライブコミュニケーションシステム。体験ブース内で説明員に「お名前は?」と尋ねられると「田中でございます」と返答し、突然のサプライズに集まった観客をよろこばせた。
3Dライブコミュニケーションシステムでは、ユーザーが発声した「月・火星旅行」などのキーワードに応じて仮想空間上で“ワープ”し、「普段行けないような場所」(説明員)での“仮想旅行”を楽しむこともできる。田中社長はタブレット上に広がる「明治時代の東京」旅行を体験し、「いやー、本当に面白かったです」と話していた。
次に田中社長が向かったのは、透過型ディスプレイの両面にタッチパネルを搭載した「透過型画面タッチディスプレイ端末」のコーナー。田中社長はドコモの山田隆持社長とともに説明員の話を聞き、実際に“透けるスマホ”を触って体感していた。
「これ、すごいな」。田中社長が思わずそうつぶやいたのは、ドコモが6月1日から提供予定の「メール翻訳コンシェル」。受信した英語や韓国語のメールを日本語に自動翻訳してくれる新サービスを体験した田中社長は「これ、すごいな」とつぶやき、山田社長とともに笑顔でブースを後にした。
関連記事
- ドコモの“透けるスマホ”はすごかった(動画あり)
透けるディスプレイの両面にタッチパネルを搭載し、同時に両面からタッチ操作できるスマートフォンをドコモが展示。先端技術を写真と動画で紹介する。 - しゃべった言葉が“実体”に――ドコモ「3Dライブコミュニケーションシステム」
仮想空間上でビデオチャットをしながら、しゃべった言葉を実体化して表示する――そんな新感覚のコミュニケーション技術をドコモが展示している。 - スマホに「渡辺謙さんの出身地は?」と尋ねると――堀北真希さんらドコモ新サービスを体験
ドコモが夏モデルの新機種を発表。会場にはドコモのCMキャラクターも務める渡辺謙さん、堀北真希さんが登場し、新サービスを体験した。 - KDDI田中社長、iPhoneは「貢献大きい」 12年度はスマホ800万台販売へ
iPhoneは「明らかに貢献は大きい」とKDDIの田中社長。多い週ではスマートフォン販売の4割をiPhoneが占めるという。 - 「土管化は避けたい」──「ドコモクラウド」の狙いと「iPhoneは難しい」理由
「GALAXY S III」「Xperia GX」など最新鋭機をそろえる一方、クラウドサービスに注力するドコモ。「土管化は回避したい」という説明からも「iPhoneは難しい」という理由が見えてくる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.