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「ONE PIECE」のルフィがAI化 集英社オフィスの受け付け担当に
セコムとDeNAは漫画「ONE PIECE」の主人公ルフィのAI「AIルフィ」の実証実験を始めた。AIルフィは来訪者が近づいたり話しかけたりすると、ルフィのイメージに合わせた動きと語りかけるような合成音声で自動応答するという。
セコムとディー・エヌ・エー(DeNA)は3月24日、漫画「ONE PIECE」の主人公ルフィのAI「AIルフィ」の実証実験を始めた。AIルフィは集英社のある、神保町3丁目ビルに設置。来訪者が近づいたり話しかけたりすると、ルフィのイメージに合わせた動きと語りかけるような合成音声で自動応答し、検温を促すあいさつや道案内などを行うという。
合成音声は、ルフィの声を担当する田中真弓さんの、事前に収録した声を基にAIが会話内容を生成し、発話する。セコムが開発したディスプレイ一体型ミラー上に3Dモデルを表示する「バーチャル警備システム」を基盤に開発したとしている。
集英社の新規事業開発部の森通治さんは「『AIルフィ』は約1年半くらい前から開発を進めていたもの」とTwitter上で説明。DeNAとの打ち合わせの中で、キャラクターと話す世界を実現したいという考えから作成に至ったと、経緯を明かしている。
集英社での実証実験は3月24日から4月15日まで実施し、夏には一般向けに公開予定。セコムとDeNAはキャラクターAIの実用化に向けて、今後もシステム開発や事業化を検討していくとしている。
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