ナトリウムイオン電池は飛行機へ持ち込み不可に、とエレコム公表も国土交通省は「以前からダメだった」
エレコムは4月28日、ナトリウムイオン電池採用のモバイルバッテリーやハンディファンが、航空機内への持ち込みや預け荷物に入れることが不可になったと発表した。しかし国土交通省の担当部署に理由を聞くと意外な答が帰ってきた。
4月24日から国際民間航空機関(ICAO)が定めた国際基準に沿った新ルールの適用に伴い、国土交通省航空局が「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」という文書を更新した。この中で「ナトリウムイオン電池(ナトリウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリー含む)」の項目が追加され「持ち込み」「お預け」いずれも「不可」と明記された。
エレコムは、過去に商品の一部パッケージや自社Webサイトなどで「機内持ち込み対応」と表記していたこともあり、ユーザーに謝罪。同時に、対象製品が「空港での保安検査時に破棄・没収等となる恐れがある」として注意を呼び掛けている。
しかし国土交通省航空局に理由を聞いたところ、意外な答が返ってきた。「ナトリウムイオン電池については、24日のアップデートで(文書に)明記したものの、もともと持ち込み不可だった。取り扱いが変わったわけではない」という。「そもそもICAOにナトリウムイオン電池に対応した基準が存在せず、国際基準でも持ち込み不可になっている」。
エレコムは2025年3月にナトリウムイオン電池を使用したモバイルバッテリー「DE-C55L-9000シリーズ」を発売。以来、その安全性の高さをアピールし、今年はハンディファンにも採用したが、航空機においてはリチウムイオンバッテリーよりも大きな制約を受けることになった。国土交通省によると、もし状況が変わるとすれば「今後ナトリウムイオン電池が普及し、(ICAOで基準についての)議論が進んだ後」の話になるという。
ITmedia NEWSでは同社に上記内容を伝え、コメントを求めている。回答があり次第、追記する予定だ。
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