服に響かない「下着扱いできる水冷服」をシャープが開発中 “涼しい顔”でおめかしできる?(1/2 ページ)
シャープは、東京ビッグサイトで7月15日に開幕した「猛暑対策展」(17日まで)に開発中の「ウェアラブルクーラー」と「クーラーチェア」を参考出展した。基本的には作業員向けだが、ウェアラブルクーラーについては将来の一般向け販売も視野に入れている。開発を担当する水野琢馬課長(シャープ、Smart Appliances & Solutions事業本部、事業戦略推進部)に話を聞いた。
ウェアラブルクーラーは、いわゆる水冷服だが、とても独特な形状をしている。頭から被ると、胸、首筋、脇、背中の上部といった体を効率的に冷やせる場所をピンポイントでカバーする形。中には冷却水が巡るチューブが張り巡らされている。
胸の部分から出ているチューブは、腰に装着する本体につながっている。本体は水を25~28℃に冷やすための蓄冷剤とポンプ、バッテリーなどを搭載して重さは約2kg。
水野さんは「これまでの水冷服は“背負う”形が多かったのですが、腰に装着する形にして、(冷却部は)体に沿うデザインにしました」と話す。これにより「インナーで隠せます。あ、彼も今装着していますよ」と指差した先にはカジュアルなTシャツ姿の男性がいた。
とても中に水冷服を中に着ているようには見えなかったが、スタッフはTシャツの裾から水冷チューブを引っ張り出してニッコリ。冷却部を最低限の面積と厚さにすることで、衣服に響かない水冷服ができた。これなら猛暑の中でも、文字通り“涼しい顔で”おめかしできそうだ。
胸の部分に「PROTOTYPE 02」と書いてあるように、試作機としては弐号機にあたるウェアラブルクーラー。初号機は企業と共同で検証を行っているところで、そこで得られた知見を弐号機に反映した。
水野さんによると、今取り組んでいるのは本体部分の軽量コンパクト化と冷却部分を「洗濯できる」ようにすること。製品化の時期は未定だが、“下着扱い”できる水冷服を目指しているため、洗濯については外せないのだという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
たばこ休憩なき時代の“一服”をどう取るか 温熱と“聞こえない音”で休む、JT子会社のアイマスクを試す
-
2
「能動的サイバー防御」きょう開始 警察・自衛隊などが攻撃元サーバを無害化 高市首相も狙いを説明
-
3
パナソニックHD子会社、使用禁止の生成AIに従業員約33万人分の個人情報をアップロード
-
4
B級感がたまらない? 映画「ストリートファイター」の魅力と原作ゲームの歴史、ゲーマーマンガ家が熱弁
-
5
「Claude Mythos 5」、危害の兆候を顧みず実在の開発者を標的に──AnthropicとAISIが分析結果を公開
-
6
GMO、不正取引の被害額を補償へ 見舞金5000円も 「お名前.com」FX用VPSへのサイバー攻撃で
-
7
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
8
GMO、「能動的サイバー防御」発動を政府に要請 「お名前.com」FX用VPSへの攻撃で
-
9
ロリポップ改ざん問題でツイート炎上のGMO熊谷社長、「強気すぎた」と謝罪
-
10
「AIでエンジニア派遣は不要になる」のか? 各社に肌感を聞いた 求められる人材、明確に変化
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR