「動くClarkdale」を好き勝手に触ってみた:COMPUTEX TAIPEI 2009
2010年に登場予定のClarkdaleがCOMPUTEX TAIPEI 2009で触り放題。となれば、PC USERとしては、あんなことやそんなことをチェックしなくてはっ!
6月3日に行われたIntel Desktop EventのShowCaseで、動いて触れるClarkdaleのサンプルマシンがあったことは、すでに紹介しているが、せっかく触れる機会があったのに、説明スタッフの監視が厳しくて、好き勝手にできなかった。うーん、なんとかならないものか。
6月5日の金曜日はCOMPUTEX TAIPEI 2009も4日目となって、取材陣もブーススタッフも疲労の色を濃くしていた。時刻はまもなくブースの公開が終わろうとする夕方の17時(現地時間)。みんながなんとなく気が抜けているこのタイミングに、Intelの展示ブースで発見した「動いて触れるClarkdaleマシン」を好き勝手に動かしてみようかなっ。
PC USERが好き勝手、となれば、何はさておき「デバイスマネージャー」となる。で、急いで立ち上げてみた。
そうかそうか、MSIのマザーボード「H57-ED65」で動いているのは本当にClarkdaleだったんだ。今まで疑っていてごめんよ。なにか、ベンチマークテストはインストールされていないかな? あら残念、見つからないね。ならば、次にチェックするのは、もちろん、「Windows Experience Index」だなっ。
のああああ、Intelのスタッフがすごい形相で駆け寄ってきたぞ。あああ、はいはい、もう終わりました。もうなにもしません。大人しくしていますぅぅぅ。……もう何もしませんから、Clarkdaleのコアクロックとか教えてくれませんか。
「私は知らないし、知っていても、まだ教えるわけにいかない」
たしかに、そう答えるしかありませんね。分かります。ちなみに、DirectXはサポートするんですよね。
「もちろん。DirectX 10をサポートする」
おお、なるほど。では、統合型シェーダユニットを実装するわけですね。そうですか。シェーダユニットの数はどのくらいになりますか。
「私は知らないし、知っていても、まだ教えるわけにいかない」
まー、そうですよね。ちなみに、ClarkdaleのCPUとグラフィックスコアに供給されるベースクロックは共通したものですか。それとも、それぞれ独立したものですか。
「CPUとグラフィックスコアには、別々にベースクロックが供給される」
いろいろと、教えていただきましてありがとうございました。
「わたしは、開発スタッフじゃないからどこまで本当のことをいえたか分からない。正確な情報は、プロダクトマネージャーに聞かないと分からない」
えええぃ、いまさらそんなことをいわないでくださいよ。プロダクトマネージャーはどこにいますか?
「私は知らないし、知っていても、まだ教えるわけにいかない」
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