「ロープロ人気をあなどるなかれ!」――Radeon HD 5450カードの意外な需要:古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)
Radeon HD 5000シリーズのローエンドモデル「Radeon HD 5450」を搭載したカードが続々と登場した。あまり注目を集めることのない低価格帯ながら、モデルによってはヒットを期待されていたりする。さて、その理由は?
地デジ用ブースターやDDR3メモリが使えるIONマザーなど……そのほかの新製品
T-ZONE.PC DIY SHOPで見かけたのは、バッファローの地デジチューナー用ブースター「DTV-OP-AB」だ。価格は3980円。汎用的なブースターながら、USBケーブル経由で給電できる仕様で、PC用の地デジチューナーカードなどと連携させやすい。なお、本体のスイッチによって、ブースト以外にも、電波を減衰させることも可能だ。
同店は「地デジの入りが悪い地域やビルなどにマシンを置いているなら試してみる価値があります。アンテナ工事のときにブースターを追加すると何万円もかかる場合がありますが、コレなら4000円程度。まあ、ブーストの度合いはそこそこではありますが、地デジチューナーのメーカーを問わずに使えますし、かなり使い勝手はいいと思います」と語る。
クレバリー1号店には、クレバリー扱いのバルク品としてRadeon HD 5770カード「CB-5770/1G/DDR5R2」が入荷していた。価格は1万4970円。GDDR5メモリを1Gバイト搭載するカードで、基板の長さが約18センチと短いのが特徴。半面、クーラーには厚みがあり、2.5スロット分を占有する。同店は「奥行きの狭いケースに最適なカードですね。20センチ長のカードが挿せる環境でも、長いカードがあるとケース内の空気の流れが上下で寸断されるので、短いカードを使う効能はあります。ただ、ブラケットには3段分の空きが必要になりますけど」と話していた。なお、AOpenからもよく似た形状のRadeon HD 5770カード「XIAi AF5770-1GD5X」が登場している。こちらの価格は1万6000円前後だ。
最後は、ドスパラ秋葉原本店に入荷したASRockのIONマザー「A330ION」。mini-ITXサイズのマザーで、Atom 330とGeForce 9400Mチップセットを搭載している。最大の特徴は、IONマザーではめずらしくDDR3メモリスロットを2基備えていること。そのほか、HDMIやDVI出力が可能で、PCI Express x16スロットを1基備える。価格は1万2980円だ。同店は「最大4Gバイトですが、IONマシンとしてはかなり高いパフォーマンスが得られると思います。価格も安いですから、好調に売れそうです」と話していた。
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