MSI、COMPUTEX TAIPEI 2010の展示ブースを日本で再現
MSIが、6月26日に秋葉原で「お客様大感謝祭」を行った。会場には「3DMark 11」のデモや、立体視対応PCの体感コーナー、日本初公開のPCパーツが並んだ。
ノートPC外付けGPUユニットも注目
MSIが、週末土曜の6月26日にカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(リナカフェ)で、「MSI お客様大感謝祭」と題したイベントを行った。会場には、6月初めに台湾で行われたCOMPUTEX TAIPEI 2010で公開された立体視対応PCや、これから発売が予定されているマザーボードが日本で初めて展示され、来場者の注目を集めていた。
リナカフェ奥のエリアには、立体視に対応した液晶一体型PC「AE2420 3D」2台と、ゲーミングPC「GT660」の立体視対応プロトタイプモデルが1台展示され、来場者が実際に体感できるコーナーになっていた。AE2420 3Dでは、シャッター式の立体視表示を行っているが、この方式で採用例が多いNVIDIAの3D Visionではなく、AMDのGPUとiZ3Dのドライバを利用する方式を導入したのが特徴だ。MSIは「マルチタッチに対応した液晶一体型PCで立体視が表示できる世界で最初のモデル」としてAE2420 3Gをアピールした。
COMPUTEX TAIPEI 2010で登場した「GUS」(Graphics Upgrade Solution)もライブデモが公開された。MSIのノートPC「CR610」に内蔵されたExpressCardスロットとGUSを接続し、GUSのHDMIインタフェースと大画面液晶ディスプレイを接続する。CPU、もしくはチップセットに統合されたグラフィックスコアしか持たないノートPCでもGUSに搭載されたグラフィックスカードのパフォーマンスを利用できるのがGUSのメリットだ。
デモンストレーションでは、“順調なシェア回復”もアピール
ウッドデッキのオープンスペースでは、エムエスアイコンピュータージャパンの石岡宣慶氏によるデモンストレーションが行われ、「3DMark 11」デモや、日本市場シェアランキング(価格.comの調査データ)がマザーボード部門で2010年第1四半期第3位に、グラフィックスカード部門では2010年4月に第1位になるなど、順調に“回復”している同社の業績が紹介された。また、単独スポンサーとして開発に参加している3DMark 11については、MSIの製品にライセンスキーとともにバンドルすることも検討していることを明らかにした。
なお、デモンストレーションで使われたサンプルシステムは、“異種混合”マルチGPU環境に対応するマザーボード「Big Bang-Fuzion」にGeForce GTX 480を搭載した「N480GTX-M2D15」とRadeon HD 5870を搭載した「R5870 Lightning」を“混載”。さらに、システムの背面には石岡氏が自作したという「エアコン流用クーラーユニット」が取り付けられていた。
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