11.6型「LAVIE Hybrid ZERO」に匠が込めた“燃え上がる魂”(後編):試行錯誤で使いやすく魅力的に(4/4 ページ)
11.6型のデタッチャブルPCで世界最軽量を実現した「LAVIE Hybrid ZERO」。そのオプション品である「フラットカバーキーボード」は、さまざまな苦労の末に生まれてきた。キーボードの「匠(たくみ)」と、直販サイトの担当者の話を聞いてみよう。
直販モデルは店頭モデルよりハイスペック
11.6型のLAVIE Hybrid ZEROは、店頭では3モデル展開となる。NEC PCのWeb直販サイト「NECダイレクト」では、一部構成をカスタマイズできる直販限定モデル「LAVIE Direct HZ(D)」も販売している。
NEC PCの直販限定モデルは、店頭モデルよりもハイスペックな構成を選択できることが特徴で、LAVIE Direct HZ(D)も例外ではない。CPUはCore m5-6Y54(1.1GHz/最大2.7GHz)、システムメモリは8GBと、店頭モデルよりもハイスペックとなっている。また、OSの種類、Officeの有無、LTE/3Gモデムの有無も選択できる。
LAVIE Direct HZ(D)では、限定ボディカラー「プレシャスゴールド」を用意している。プレシャスゴールドは、13.3型の第3世代Hybrid ZEROで新カラーとして打ち出すことを検討したのだが、ボディの歩だまり、製造コストや重量の観点から断念したのだという。新しいフォームファクタとして登場する11.6型で再チャレンジすることになったが、先述の問題から店頭モデルとして出すことは困難だった。そこで、商品企画担当の中井氏が梅田氏を説得し、NECダイレクト限定色として販売することになったのだ。
企画、設計、販売――11.6型のLAVIE Hybrid ZEROに全ての関わる人の“魂”を感じることができる発表会だった。
前編で構造設計担当の梅津秀隆氏が指摘していた通り、Windowsタブレットは他のプラットフォームのものと比べて重量が増す傾向にあった。しかし、11.6型のLAVIE Hybrid ZEROは持った時に「これはモックアップ(模型)ですか?」と思わず聞いてしまうほどに軽い。筆者が13.3型のLAVIE Hybrid ZERO(厳密には直販限定モデルの「LAVIE Direct HZ」)をレビューしたときの感動以上を覚えた(参考記事)。
この驚きは、実際に手にしないと分からない。ITmedia PC USERの読者の皆さんも、11.6型のLAVIE Hybrid ZEROが店頭に並んだら、その手で“魂”を感じてみてほしい。
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