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1年前よりもむしろ悪化――秋葉原PCパーツショップの声:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
1年前と同じく、緊急事態宣言下で大型連休を迎えた秋葉原。往来は2020年よりも多いが、PCパーツショップからは浮かない声がよく聞かれる。
グラフィックスカードは厳しいがRyzen 5000と大容量HDDは回復傾向
パーツ単位で枯渇状況を見ていくと、グラフィックスカードが依然としてやはり厳しい。某ショップは「入荷状況は2月頃に比べれば良くなりましたが、マイニング需要と転売の動きが止まっていませんからね」という。
取材時、GeForce RTX 3060やRTX 2060カードのわずかな在庫は見られたが、RTX 3080/3070/3060 Tiの単品売りは見かけなかった。
大容量HDDなどのストレージを大量買いする動きは大型連休前にピークアウトしたが、まだくすぶっているとのことで、多くのショップが購入条件を緩めつつも制限を継続している。また、オリオスペックでは「(M.2 SSDを4枚挿せる)『HYPER M.2 X16 GEN 4 CARD』を複数枚買われることが何度もありました」とのことで、大容量SSDの動向も見逃せない。
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一方で、慢性的な品薄が続いていたAMDのCPU「Ryzen 5000」シリーズは、多くのショップで売り切れの札が取れている。TSUKUMO eX.は「Ryzen 7 5900Xだけはまだ品薄ですが、それ以外は何とか買える状況が続いていますね」という。続けて「一番人気のCPUシリーズだけにうれしいのですが、やはりグラフィックスカード不足が痛いですよね」とこぼしていた。
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