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在庫が全般的に薄氷化するPCパーツ市場:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
DDR5メモリが買いやすくなり、グラフィックスカードの棚にも目立つ空きはない。けれども、「潤沢」という言葉を店頭であまり聞かなくなって久しい。
DDR3 MicroDIMMが見つかるかも――アークでジャンクメモリセール
長期化する供給不足感とは対照的に、パソコンSHOPアークで始まったSanMaxメモリのジャンクセールは対象製品が“潤沢”にある。「長年倉庫に眠っていた大量のストックがありまして、せっかくだから放出しようということになりました」とのこと。
14日には、DDR2-800 SO-DIMM 1GB「SMD-N1G46H2P-8G」(200円)などの単品モノの他、DDR3-1333 SO-DIMM 2GB(ECC)「SMD-N2G68EHP-13H」の75枚パックケース(1万円)などのまとめ買いタイプなどが大量に置かれていた。また、DDR用の基板50枚パック(3000円)なども見つかった。
同店は「細かく整理されていないのですが、倉庫ではDDR3のMicroDMMなどのレアモノも発見しました。どのタイミングで売り場に並べるかはまだ分かりませんが、未使用の掘り出し物が見つかるチャンスではあると思います」とアピールする。
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なお、ジャンク品ゆえに全て保証はつかず、動作不良でも返品や返金は受けられない。
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