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見つめるだけでタップ操作が可能! 「Fire Max 11」の新機能「Alexaを視線で操作」を試して分かったこと山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/4 ページ)

Amazonのタブレット最上位モデル「Fire Max 11」に、新機能「Alexaを視線で操作」が追加された。実際にどの程度利用できるのか、実際に試してみた。

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2秒間見つめることでタップした扱いに

 さて、視線による操作は、通常のAlexaのShowモードとは異なる、専用のUI上で行う。画面上にはできる操作が書かれたアイコンが表示されており、それをしばらく見つめると、フロントカメラがそれを読み取り、操作が実行される仕組みだ。

 例えば、ページを左や右へスクロールして切り替えたい場合は、画面の左下および右下にあるアイコンを注視する。しばらく見つめていると、視線を表すオレンジ色の円の直径が大きくなっていき、一定のサイズに達すると、ページがめくられるという流れだ。


メイン画面。「停止」「天気」といったタイルが並んでいる。これらを注視することによってタップしたのと同じ扱いになる

タイルを注視しているとオレンジの円が表示され、徐々に大きくなってくる。タイルを覆い尽くせばタップした扱いになり、リンク先へと移動する

これは「天気」の画面。ホーム画面に戻るには右下にあるサムネイルを注視する

滞留時間はカスタマイズが可能だ。デフォルトでは2秒になっている

 視線で可能な操作は音楽や動画の再生、ニュースや天気予報の読み上げなどだ。初期状態ではこれらを操作するためのボタン(タイルと呼ばれる)が、1つの画面に2個ずつ、5ページにわたって用意されている。これらはカスタマイズが可能なので、必要に応じて調整しよう。

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これは「ニュース」の画面。NHKニュースを再生してくれる。よく似た「スポーツ」もある

これは「やることリスト」の画面。この他にも、「買い物リスト」というメニューもある

これは「映画」の画面。プライムビデオを再生するのかと思いきや、現在地の近くで上映している映画の一覧を表示するだけだ

これは「ミュージック」の画面。Amazon Musicが再生される。既存のプレイリストなどを指定することはできないようだ

タイルは1つの画面に2つまでしか表示されない。別の画面に切り替えるには画面下段の左右にある三角マークを注視する

 これらに加え定型アクションの実行、スマートホームデバイスの制御も行える。普段、Alexaを使って部屋の照明やエアコンをオン/オフしたり、カメラの映像を見ていたりするならば、それらをタイルに割り当てて視線によって実行できる。


まずは「新しいタイルを追加」を選択する

「Alexaのアクション」「音声アクション」のいずれかを選ぶ。今回は前者を選んだ

例えば「玄関前」というカメラがある場合、その映像を見るための音声コマンド「玄関前を見せて」をテキストで入力する

続いてタイルに用いるアイコンを選ぶ

最後にタイルに表示するテキストラベルを入力する。今回は「カメラ」とした

タイルとして追加された

タイルを注視するとカメラ「玄関前」の映像が表示される

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