ももえりの“デコパソ”が渋谷と原宿に登場:日本エイサーの野望 in SHIBUYA 109
日本エイサーが「SHIBUYA デコパソCOLLECTION」を3月25日〜4月25日まで開催する。「小悪魔ageha」の人気モデル、桃華絵里さんがデコレーションした「Aspire one」のコラボモデルが見どころだ。
日本エイサーは、人気Netbook「Aspire one」のデコレーションモデルを渋谷と原宿のカフェに展示し、ユーザー投票により人気ランキングを決めるキャンペーン「SHIBUYA デコパソCOLLECTION」を3月25日から4月25日まで実施すると発表した。
今回登場した“デコパソ”(デコレーションPC)は、ファッション雑誌「小悪魔ageha」のモデルとして活躍する桃華絵里さんと、デコレーションショップ「L'avisme」のきんきら☆きん店長がコラボレートした、「ハートチップモデル」「かわいいクマちゃんの姫盛りモデル」「キラ豹☆モデル」の3種類。渋谷ではSHIBUYA 109内の「SBY」と「SUZU Café」に、原宿では「MILK Café」の展示スペースに設置される。投票はブログポータルサイト「netbookcafe.jp」の投票ページから行うことができ、投票者の中から抽選で3名にデコパソが当たるほか、最大5パターンのオリジナル待ち受け画像を取得できる。投票結果発表は4月30日だ。
キャンペーン初日の渋谷SBYには、Aspire oneのコーディネートを手がけた桃華絵里さんが登場し、“デコパソ”の見どころやコンセプトを解説するトークショーが行われた。ハート柄パターンのモデルはすでにエイサーの事業説明会などでも披露されているが、これに対して「(キラ豹☆モデルは)かっこいい、大人っぽいイメージ。ヒョウ柄がポイント」「(かわいいクマちゃんの姫盛りモデルは)ストーンではなく、花とクマを使って新しい世界を目指してみた」などと語り、「みんなに広く使ってほしいという気持ちを込めてまったく違う3つのデザインを用意した」とコメント。「特にこれから新生活を始める若い女性に(Aspire oneを)使ってもらいたいです。PCにあわせて洋服もコーディネートしてほしい」とアピールした。
Aspire oneは、ASUSの「Eee PC」とともに、日本でも最もポピュラーなNetbookの1つだが、2009年の目標としてエイサーが掲げる「Netbookだけで1500〜2000万台を出荷する」というアグレッシブな目標を達成するためには、日本国内市場においてはそのターゲットを従来のコアユーザーだけでなく、さらに一般ユーザーへと広げていく必要がある。一部の若い女性から支持されている“agehaモデル”を起用した今回のキャンペーンは、新たな顧客層の開拓が狙いだ。
若い女性をターゲットにしたNetbookのコラボモデルでは、著名デザイナーのヴィヴィアン・タム氏が手がけた日本HPの「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」が思い浮かぶが、これに対して日本エイサーが、従来ユーザー層の真逆とも思える“age嬢”に目をつけたのは、より日本に特化した戦略展開として興味深い、ような気がしないでもない……。
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