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大型連休の狙い目は「Phenom II」か「Core i7」か?古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

4月末の新製品ラッシュにより、ゴールデンウィーク中の目玉商品が出そろった。登場ほやほやの買うべきパーツを一挙に紹介する。

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タッチパネル対応の液晶一体型自作キットが注目の的に!――「でも、購入までいかない人も多くて……」

熊→ベアで、ベアボーン祭となった

 4月末、ツートップ秋葉原本店は、スタッフの樋熊(ひぐま)氏の誕生日と名字にあやかって「ベアボーン祭」を開いていた。同店は「前回と同じく、キャンペーンのきっかけがほしかったんですよ。今回はベアボーンを重点的に安くしました!」と語る。

 しかし、自作キットが盛り上がっているのは同店だけではない様子だ。この週は注目度の高いキットが複数登場しており、各ショップに個性的なデモ機が並んでいた。1つ目は、ファストのベアボーン「MINIX-1000」だ。同社のMini-ITXケース「A-ITX-100P080」に、TDP22ワットの低消費電力版Athlon X2やAMD 780Gチップセット搭載のmini-ITXマザーなどをセットにしたモデルで、DDR2メモリとHDDを追加すればPCが組み上がる構成となっている。価格は4万円弱だ。

 入荷したTSUKUMO eX.は「マザーボードはJ&WのMINIX-780G-SP128MBのようです。HDMI出力を搭載しているので、AV観賞用にリビングテレビの脇に置くなどの使い道が考えられますね。価格が安いこともあるので需要がありそうです。1Tバイト以上のHDDを搭載して、ちょっとしたメディアサーバにするのもいいと思います」と語る。

 もう1台は、Shuttleの「X5000」だ。1366×768ドットの15.6型ワイド液晶を搭載する液晶一体型モデルで、Atom 330やIntel 945GC Expressチップセット搭載マザー、1GバイトのDDR2メモリ、160GバイトのHDDなどをセットにしており、価格は5万5000円前後となる。液晶画面がタッチパネルに対応しているのが最大の特徴だ。

 入荷したパソコンショップ・アークは「デモ機を置いたところ、意外と多くの人が触っていかれました。かなり個性的な自作キットですが、唯一残念なのはサポートOSがWindows Vista Home Basicのみという点です。当店ではWindows XPをインストールして動かしていますが、この使い方はサポート対象外になるんですよね」と語る。

 また、別の入荷ショップは「店頭での人気は、ここ最近のベアボーンや自作キットの中でもトップクラス。ただ、あまり売れていないんですよ。日本にはタッチパネルで何かするといったスタイルが定着していないので、物珍しさで触るという程度にとどまる人が多いのだと思います。ただ、これにめげず、個性的なモデルが増えてくれるとうれしいですね」とエールを送っていた。

ファスト「MINIX-1000」(写真=左)。Shuttle「X5000」。タッチパネルのレスポンスは上々だが、筆が速すぎると追従できない場合が多かった(写真=中央/右)

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