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第10回 “ナントカの向こう側……”へ行ってしまった「VAIO T」のUSBポートVAIO 2009年冬モデルロードテスト(2/2 ページ)

メインとして使えるモバイルノートPC「VAIO T」を、しばれる札幌の野外で使う。少しはアレっぽくといわれたので、たいそう無理して“それ系”なところに行ってみた。

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新「VAIO T」はUSBポートの間隔がさらに狭くなった

photo 時計台の真正面にある某カフェ。もはやブームは下火のようだが、当日は女性客を中心にかなり混雑していた。ソフトクリームや生キャラメルアイスなどが食べられる

 前述したUSBポートの間隔の狭さは、以前愛用していたVAIO type T(VGN-TZ90NS 以下、旧VAIO T)でも感じていた。USB接続型のデータ通信端末など、幅がやや広めの機器を接続すると、もう一方のポートが使いにくくなる。

 改めてノギスで計測すると、新VAIO Tは旧VAIO Tより、コンマ数ミリ間隔が狭かった。旧VAIO TではD21HW+もう1つを“強引”になら接続でき、使いにくいなぁ程度で済んだが、新VAIO Tはもはや無理。差はほんのコンマ数ミリだが、新VAIO Tは「使えるか否か」の境界を越えてしまった。

 そのようなわけで、データ通信端末+マウス、マウス+USBメモリ……など新VAIO Tで、USB機器をやや2つ以上接続する機会があるなら、USB延長ケーブルや小型のUSB増設ハブなどをあらかじめバッグに忍ばせておきたいところ。筆者は、モバイルデータ通信を使用する頻度が高いので、今回導入した新VAIO Tについては、最初からVAIOオーナーメードモデルでFOMA HIGH SPEED対応モジュールを内蔵しておけばよかったと少し後悔していたりもする。

 ちなみに、データ通信環境としてはイー・モバイル「Pocket WiFi」や、NECアクセステクニカ「AtermWM3300R」など、3G/モバイルWiMAX通信を無線LANで共有できる小型ルータなどを活用するのもよいかもしれない。


photophoto 片方のUSBポートに「D21HW」を差し、もう1つにワイヤレスマウスのレシーバーを差してみる。旧VAIO T(写真=左)はやや強引ながらも2つを同時に差せたが、新VAIO T(写真=右)では、残念ながらギリギリ無理だった
photophoto ノギスで計測したら、新VAIO T(右)はコンマ数ミリ間隔が狭かった。このコンマ数ミリが筆者が使用する機器においては、その“向こう側……”へ行ってしまったことになる

 ところで、VAIOの2010年PC春モデルが登場したが、「VAIO T」シリーズについては2009年秋冬モデルが継続販売となる。これは残念なのか、幸いなのか。気分的には“まだまだ現行モデル”なので、実はほっとしている。


Sony Style(ソニースタイル)

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