基本性能を強化してOffice 2010も導入──「dynabook UX」:2010年PC夏モデル
2010年夏モデルで登場する東芝のNetbookは、CPUを最新世代に一新。全モデルでOffice Personal 2010も導入した。
CPUをDDR3対応のAtom 455に強化
今回登場するdynabook UXは、「UX/24M」の1モデルだ。ただし、従来と同じく、カラーバリエーションとして「スノーホワイト」「コスミックブラック」「モカブラウン」「デニムブルー」の4パターンが用意される。また、これまでは、Office搭載モデルとOfficeなしモデルがあったが、今回はすべてOffice Personal 2010 2年間ライセンス版がインストールされる。
内部のプラットフォームはPine Trail-Mを採用するが、CPUはDDR3に対応したAtom N455(1.66GHz)に強化された。システムメモリはDDR3-667を標準構成で1Gバイト(最大2バイト)搭載する。さらに、無線接続では、Centrino Advanced-N+WiMAX 6250 AGNを実装して、IEEE802.11 a/b/g/nのほか、モバイルWiMAX(下り最大40Mbps)を利用できる。
そのほかの仕様は、従来モデルと共通する。本体サイズは、266(幅)×192.3(奥行き)×24.2〜30.8(厚さ)ミリ。重さは約1.18キロ(バッテリパック31V-S搭載時)、バッテリー駆動時間は約3.6時間(バッテリパック31V-S搭載時)。データストレージは250GバイトのHDD(5400rpm)を内蔵する。液晶ディスプレイは10.1型ワイドで解像度は1024×600ドット。本体に用意するインタフェースは、SDメモリーカード(SDHCカード対応)、マルチメディアカードに対応するカードリーダー、アナログRGB出力、USB 2.0×3など。OSも従来モデルと同じ、32ビット版Windows 7 Starterを導入する。
出荷開始は6月下旬の予定で、実売価格は6万円台半ばと予想される。
dynabook UX 店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
dynabook UX | UX/24MWH (スノーホワイト) | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Atom N455(1.66GHz) | 1024MB(DDR3) | 250GB | 32ビット版Windows 7 Starter | 6万円台半ば |
UX/24MBL (コスミックブラック) | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Atom N455(1.66GHz) | 1024MB(DDR3) | 250GB | 32ビット版Windows 7 Starter | 6万円台半ば | |
UX/24MBR (モカブラウン) | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Atom N455(1.66GHz) | 1024MB(DDR3) | 250GB | 32ビット版Windows 7 Starter | 6万円台半ば | |
UX/24MBU (デニムブルー) | 1スピンドル | マイナーチェンジ | Atom N455(1.66GHz) | 1024MB(DDR3) | 250GB | 32ビット版Windows 7 Starter | 6万円台半ば | |
dynabook UX 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
dynabook UX | UX/24MWH (スノーホワイト) | 10.1型ワイド | 1024×600ドット | Intel NM10 Express | − | CPU統合 | − | 約1.18キロ |
UX/24MBL (コスミックブラック) | 10.1型ワイド | 1024×600ドット | Intel NM10 Express | − | CPU統合 | − | 約1.18キロ | |
UX/24MBR (モカブラウン) | 10.1型ワイド | 1024×600ドット | Intel NM10 Express | − | CPU統合 | − | 約1.18キロ | |
UX/24MBU (デニムブルー) | 10.1型ワイド | 1024×600ドット | Intel NM10 Express | − | CPU統合 | − | 約1.18キロ |
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