クセのある操作! 快速挙動! 動画あり! ──Windows 8速攻レビュー:BUILD(4/4 ページ)
Windows 8の詳細情報が明らかになるというBUILDに合わせて、この“次世代OS”を導入した評価機を入手した。使って分かった“Windows 8の新事実”とは?
Storeアプリ
評価機材では、ホーム画面に「Store」アイコンが確認できたものの、今のところ、タップしてもストアに接続できない。製品版では、アプリケーションが購入できるアプリストアとして機能するはずだ。アプリケーションには価格だけでなく、無料の試用期間なども設定できる。開発者は作成したアプリケーションにこれらの設定を行い、Microsoftに審査を依頼することで、審査進捗をチェックしつつ、アプリケーションが販売できる。
開発言語はC、C++、C#、VB、HTML+JavaScriptなどを選べ、Win32アプリケーション、.NETアプリケーション、HTML5まで、Windowsが標準でサポートする実行形式のいずれかを選択できる。Windows 8ではアプリケーションの実行環境が2種類用意され、従来のデスクトップ画面で動作するもの(Win32、または、.NET)、新しい「WinRT」というランタイム上で動作するもの(XAML、または、HTML5ベース)のいずれかを用いることになる。WinRTで動作する場合、Windows Phone 7でも導入された「Metroスタイル」と呼ばれる方式の全画面表示が基本となる。
従来のデスクトップアプリケーションが残る一方で、今後はタブレットデバイスなどをターゲットにWinRTとMetroベースのアプリケーションが増えてくる可能性もある。なお、Storeでx64やARMなど、プラットフォームごとにアプリケーションをどのように提供していくのかの詳細は依然として不明だ。また、ARM版 Windows 8でWinRT以外のバイナリコードをどのように処理していくのかも分からない。このあたりは、BUILDで明らかになり次第、紹介したい。
以上、1時間程度だが、Windows 8を導入した評価機材を操作して気付いた点を紹介してみた。軽快に動く一方で、クセのある操作に慣れる必要がある点が気になった。リリースまで1年近くあるこの時期に登場したβ版ということで、ブラッシュアップの途上にあり、今後のさらなる改良に期待したいところだ。
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