スマートフォンの第三勢力「Windows Phone 8.1」はiOS/Androidと何が違う?:リンゴに飽きたらWindows Phoneを食べればいいじゃない(1)(2/2 ページ)
約4年ぶりにWindows Phone搭載スマートフォンが国内に登場した。注目度は抜群だが、Windows PhoneってiPhone/Androidと何が違うの……? 実用は……? メインで使えるの……? そんな疑問を本連載で検証していこう。
Windows Phone 8.1の中身をチェック
Windows Phone 8.1が搭載されたMADOSMAの電源を入れると、カラフルな四角いタイルが画面いっぱいに並ぶ。これが基本となるスタート画面(いわゆるホーム画面)だ。ユーザーはここから使いたいアプリをタップして起動することができる。PC版Windows 8のスタート画面でも採用されているものだ。
スタート画面を見ていると、既に配置されたタイルに数字や写真が表示されることに気づくだろう。これは「ライブタイル」と呼ばれるもので、アプリ内のコンテンツや新着通知などをタイル上に表示する機能だ。Androidのウィジェットのような働きをすることで、アプリの通知が一目で分かりやすいのが特徴だ。こちらもPC版Windows 8.1と同様のものが採用されている。
ここから画面全体を左にスワイプすると、デバイスにインストールされたアプリの一覧が現れる。ここからアプリを選んで起動してもよし、よく使うアプリを長押しして先ほどのスタート画面に配置してもよい。
スタート画面のタイルは長押しすることでサイズを変更したり、重ねてフォルダ分けするといったこともできる。また、背景の壁紙や基調となるカラーも変更できるので、自分で好みのスタート画面を作ることも可能。Androidのような自由度はないが、iOSに近いカスタマイズ性となっている。
スタート画面上部から下へ指をスワイプすると、通知領域が表示される。ここには無線LAN、Bluetooth、機内モード、回転ロック、画面の明るさのトグルスイッチや設定へのショートカットが用意される。この点についてはiOS/Androidとほぼ同じため違和感なく使うことができる。
続いて、MADOSMA本体に搭載されたキーを見てみよう。Windows Phoneには左から「戻る」「スタート」「検索」というキーが用意される。
Windows Phoneは、画面点灯中にアクセスしたすべてのアプリやWebページが保存されており、戻るキーを押すたびに1つ前の画面に戻ることができる。また戻るキーを長押しすると、アプリスイッチャー機能が開き、今までに起動したアプリを呼び出すマルチタスクが可能だ。
スタートキー押せばどの画面を表示していてもスタート画面に戻る。検索キーを押すと、Bing検索画面が表示される。検索キーを長押しすると音声入力による操作が可能だ。
Windows Phone 8.1のロック画面は、左下に時刻と日付、曜日、そしてあらかじめアプリで設定しておいた通知が表示されるシンプルなもの。壁紙を上に持ち上げてロックを解除するスタイルだ。
ロック画面に表示する壁紙は設定で自由に変更することができ、対応するアプリによってランダムに写真を表示するなんて芸当も可能だ。例えば、Facebookに投稿した写真や、Bingの壁紙をランダムで表示するといったものだ。OSでこういった機能をサポートしているのは他にないユニークなものだ。
今回はざっとWindows Phone 8.1の基本動作を紹介した。次回以降はメールやSNS、ブラウザ、音楽といったスマートフォンとして実用面の使い勝手を見ていこう。
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