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Windows 10の新しい画像ビュワー「フォト」は編集もこなす優れモノだったWindows 10のツボ(13)

Windows 10で画像ファイルを開いたとき、従来とは違うアプリで開くことに気付いただろうか。画像ビュワーに多彩な機能が加わった新アプリ「フォト」を解説しよう。

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画像ビュワーの標準アプリが変更

 従来のWindowsでは、標準の画像ビュワーとして「Windowsフォトビューアー」が使われてきたが、「Windows 10」ではこれを刷新。新たに「フォト」というアプリが標準のビュワーとして起動するようになった。

フォトフォト Windows 8.1までの「Windowsフォトビューアー」(写真=左)。Windows 10の「フォト」(写真=右)

 このアプリは、画像を表示するだけでなくPC内に保存された写真の管理や編集といったさまざまな機能を備える。スタートメニューのアプリ一覧からフォトを起動すると、ユーザーのピクチャフォルダやOneDriveに保存された画像が日付ごとに表示される。保存された写真を表示する指定フォルダは設定から変更可能だ。

フォト
写真の日時やフォルダ別に一覧表示できる
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設定では、写真の自動補正機能のオンオフや、写真の取り込み先フォルダの指定などが可能だ。
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右上のメニューから、写真の共有やスライドショー、編集、回転、削除などが行える。

「フォト」で写真を編集する

 ここからは写真の編集機能に着目してみよう。フォトアプリで使える編集機能は回転、クロップ(切り取り)、傾きの調整、赤目処理といった基本的なものから、写真の印象を大きく変えるInstagramのような「フィルター」、明るさやコントラスト、ハイライト、影といった「ライト」、色温度や濃淡、鮮やかさといった「カラー」、縁取りや背景ぼかしといった「効果」など、ここに挙げただけでも多彩な編集機能を持つ。

フォトフォト 一番使うであろう回転やクロップ、傾きの調整などができる「基本補正」(写真=左)。Instagramのような「フィルター」(写真=右)
フォトフォト 明るさやコントラストなどを調整できる「ライト」(写真=左)。色温度や濃淡などを調整できる「カラー」(写真=右)
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スマートフォンなどで流行のぼかし処理機能も備える「効果」

機能がありすぎて難しそう? そんなあなたは「補正」を使おう

 多彩な編集機能を備えるフォトだが、多機能すぎて少々使いづらいと感じるユーザーもいるだろう。そんな場合は、ワンタッチで写真を補正してくれる機能がオススメだ。「基本補正」の中にある「補正」を選択すると、自動で写真を美しく仕上げてくれる。

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明るさが足りない「メシマズ」写真を補正してみる
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全体が明るくなり、「メシウマ」な写真に補正された

 スマートフォンやタブレットでも同じような機能は当たり前に搭載しているが、PCに写真を取り込んで、大きな画面で編集するのもなかなか便利だ。ぜひ試してほしい。

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