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「Surface Pro 4」のモバイル活用で分かった実力と盲点:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(3/3 ページ)
先代から着実な進化を遂げた「Surface Pro 4」は、プライベートのモバイルシーンでどれだけ役立つのか? 今回はハイキングにも持ち出して、その実力をチェックした。
Surface Pro 4の新アクセサリを試す
以前のレポートでは隠れた目玉として紹介した純正アクセサリの「Surface Dock」だが、実際に試すことができた。これはSurface Pro 4本体側面の「Surface Connect」ポート経由で着脱が行え、しかも充電とポート拡張が簡単にできるというものだ。これにより、本体に不足しているUSBポートやMini DisplayPortを拡張し、ギガビットイーサネットポートの利用も可能になる。
今回実物を見て初めて知ったが、このSurface Dockには「別途ACアダプターが用意」されており、このACアダプターがSurface Dockと同じサイズのため、意外と場所を取る。しかも重量がかなりあるため、完全に家や職場への据え置き向けだ。
ちなみに、このアクセサリはSurface Pro 3にも対応している。Surface Pro 3用の旧Surface Dockは、本体を差し込む設計のドッキングステーションだった。そのため、Surface Pro 3自身の発熱問題から、連続使用していると熱がこもるという現象があり、一部で問題視されていたようだ。
しかし、外付けの拡張アダプター方式を採った新型Surface Dockならば、こうした問題は起こりにくいと考えられる。Surface Pro 4のユーザーに限らず、Surface Pro 3のポート不足に悩んでいるならば、検討する価値があるかもしれない。
新オプションの「Surface Dock」はSurface Pro 3/4兼用のドッキングステーションで、「Surface Connect」ポート経由で本体の充電ならびにポート拡張を行う。ただし重量はかなり重く、ドッキングステーション本体とACアダプターのサイズもほぼ一緒で、持ち運ぶのは少々厳しい
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