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Windows 7終了特需で伸びるSSD、しかし値上がりが進む:古田雄介のアキバPick UP!(2/4 ページ)
2019年から2020年に切り替わり、CPUの売れ筋にも変化が見られた。ホットスポットはハイエンドからミドルに移行している気配だ。また、メモリやSSDが値上がりとの情報も各所で聞かれるようになってきた。
Windows 7終了特需で伸びるSSD、しかし値上がり傾向
1月14日のWindows 7サポート終了の関係で、年始のアキバではブート用やバックアップ用として2.5インチSSDの売れ行きが伸びている。ただ、速報記事でお伝えしたように、既に一部のショップではフラッシュ系パーツ全般の値上がり傾向が見られるようになっている。
テクノハウス東映は「SDメモリーカード関連とSSDは一部でもう値上がりしていますね。年末までにギリギリまで値下がりしていた反動という面もありますし、夏頃に向けて供給を抑えているといううわさもあります」と語る。
別のショップも「5G系の次世代スマホなどに使うフラッシュメモリが既に押さえられていると聞きますね。だから、NANDメーカー以外のところは受注を停止していたり、仕入れ値がグンと上がっていたりするところも少なくないです」とこぼしていた。
そうした影響は2月の旧正月頃にピークを迎えるとの見方が多い。オリオスペックは「まだ各店や代理店の在庫でやりくりできている側面がありますが、そのうち吸収しきれなくなりますから。すると値動きが顕著になるでしょう」という。メモリやSSD、メモリカードなどが必要な人は早めに動くのが得策かもしれない。
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