連載
Ryzen 8000Gシリーズ登場! どっこい続くよAM4のRyzen 5000シリーズ新作も:古田雄介の週末アキバ速報(2/2 ページ)
2月2日、Socket AM5対応のAPU「Ryzen 8000G」シリーズの登場と同時に、「Ryzen 7 5700X3D」をはじめとするSocket AM4対応のCPU「Ryzen 5000」シリーズの新作も売り出された。
2017年から続いているのはすごい―Socket AM4対応新モデルの評価
Ryzen 8000Gシリーズと同時に、Ryzen 5000シリーズの新作も登場している。ラインアップは下記の通りだ。
モデル名 | コア | スレッド | 動作クロック | 内蔵GPU | 消費電力 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 7 5700X3D | 8コア | 16スレッド | 3.0〜4.1GHz | − | TDP 105W | 4万3000円弱 |
Ryzen 7 5700 | 8コア | 16スレッド | 3.7〜4.6GHz | − | TDP 65W | 3万円弱 |
Ryzen 5 5600GT | 6コア | 12スレッド | 3.6〜4.6GHz | Radeon Graphics | TDP 65W | 2万4000円強 |
Ryzen 5 5500GT | 6コア | 12スレッド | 3.6〜4.4GHz | Radeon Graphics | TDP 65W | 2万1000円強 |
Ryzenシリーズの最初期からあるSocket AM4に対応する久々の新製品とあって、各ショップで8000Gシリーズとは別の注目を集めている。あるショップは「(Socket AM4対応マザーが登場した)2017年春から続くソケットに対応しているのはすごいですよね。だいたい7年。AMDユーザーはマザーを長く使う人が多いですし、最後のアップデートに買い求めるケースもたくさん出てきそうですね」と期待を込めて話していた。
中でも目立っているのは「Ryzen 7 5700X3D」だ。2022年4月に登場した「Ryzen 7 5800X3D」と同じく、積層技術「3D V-Cache」によりL3キャッシュを96MB積んでいる。パソコンSHOPアークは「コストを抑えつつゲーミング性能を上げたいという人に、プロセッサの載せ替えで強化を体感しやすいかなということで、面白いモデルだと思いますね」と評価していた。
関連記事
- GeForce RTX 4070 Ti SUPER & Radeon RX 7600 XT搭載カードが登場! 気になるショップの反応
先週は新GPUを搭載したグラフィックスカードが多数売り場に並んだ。アッパーミドルの「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」とミドルレンジの「Radeon RX 7600 XT」、それぞれの反響をみていこう。 - CPUとセットで200万円! 「Ryzen Threadripper PRO 7000WX」に対応するAMD WRX90マザーが登場
最大96コア192スレッドのワークステーション向けCPU「Ryzen Threadripper PRO 7000WX」のフル性能が発揮できるAMD WRX90マザーが初めて売り場に並んだ。 - 「10万円の壁は厚いですね」――GeForce RTX 4070 SUPER搭載カードが登場
NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 4070 SUPER」を搭載したグラフィックスカードが各社から一斉に売り出された。9万円台のモデルも並ぶが、全体的に静かな立ち上がりとなったようだ。 - 約39gをうたう激軽ゲーミングマウス「BEAST X」が店頭に並ぶ
今週のアキバ電気街では、側面まで大胆に肉抜きしたマグネシウム合金マウス「BEAST X」が売り出されて話題となっている。また、金属フレームを採用したAlphacoolの120mmファンも評判だ。 - 新世代Core(第14世代)のノーマル&低消費電力版モデルが一斉に並ぶ
IntelのCoreプロセッサ(第14世代)のラインアップが拡充され、新ブランドの「intel Processor」も加わった。消費電力を抑えた末尾Tモデルもバルクで出回り、選択肢が一気に増えている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.