リード最大毎秒1万4500MB！ PCI Express 5.0接続の超高速SSDが登場 3.6万円弱から：古田雄介の「アキバPickUp！」（1/4 ページ）

週末の秋葉原では、CrucialのPCI Express 5.0対応の超高速SSD「T705シリーズ」が話題を集めた。ヒートシンクの有無を選択可能で、容量は1TB／2TB／4TBから選べる。シーケンシャルリードは、最大毎秒1万4500MBと、従来の同規格SSDよりも一層高速化している。

[古田雄介，ITmedia]

　週末の秋葉原では、CrucialのPCI Express 5.0対応の超高速SSD「T705シリーズ」が話題を集めた。PCI Express 5.0接続のSSD自体は既にリリースされているが、その“最高速度”を更新する製品だ。

最速は2TBモデル！　Crucialの新SSD「T705シリーズ」の評判は？

　先週、複数のショップにCrucialのPCI Express 5.0対応M.2 SSD「T705シリーズ」が入荷した。

• →報道発表時の記事

　容量のラインアップは1TB／2TB／4TBの3種類で、それぞれ「ヒートシンク付き」と「ヒートシンクなし」が用意されている。ヒートシンクなしモデルのシーケンシャル（連続）アクセススピードと実売価格（税込み、以下同）は以下の通りだ。なお、ヒートシンク付きモデルは2000円強増しとなる。

• 1TBモデル
  • シーケンシャル読み出し：最大毎秒1万3600MB
  • シーケンシャル書き込み：最大毎秒1万200MB
  • 実売価格：3万6000円弱
• 2TBモデル
  • シーケンシャル読み出し：最大毎秒1万4500MB
  • シーケンシャル書き込み：最大毎秒1万2700MB
  • 実売価格：6万3000円弱
• 4TBモデル
  • シーケンシャル読み出し：最大毎秒1万3600MB
  • シーケンシャル書き込み：最大毎秒最大1万3600MB
  • 実売価格：11万円前後

パソコンSHOPアークに入荷したCrucial T705（ヒートシンクなしタイプ）

同店に入荷したCrucial T705（ヒートシンク付きタイプ）

　シリーズ最速は2TBモデルで、シーケンシャル読み出しが公称毎秒最大1万4500MBとなっており、PCI Express 5.0対応SSDの中でも特に高速なSSDとなる。2023年6月に登場した「T700シリーズ」と比べると、ファームウェアの更新などにより高速化を実現できたのだという。

2023年6月に発売されたCrucial T700シリーズ

　販売初日から2TBモデルや4TBモデルが売り切れるショップが現れるなど、反響は上々のようだ。パソコンSHOPアークは「PCI Express 5.0の限界にチャレンジするような速さで、やはり注目度は高いですね。T700シリーズが出た頃よりもSSDの冷却環境は整っていますし、導入してみたいと思っている人は少なくないと思います」と話していた。