Windows 11は8GBメモリでも快適に使えるようになる? 品質向上への取り組みと「26H2」に向けた中間報告:Windowsフロントライン(2/2 ページ)
Microsoftは、2026年3月に宣言した「Windows 11の品質向上」に向けた取り組みの中間報告を発表した。過去4カ月間で実装されたタスクバーの改善やWindows Updateの煩わしさ軽減などに加え、年内の残り期間で注力する「8GBメモリ搭載PCでの動作最適化」など4つの重点分野を解説する。
8GBメモリでの最適化とMSAの行方
現在はまだ折り返し地点であり、2026年の残り5カ月ほどある期間を引き続き改善に費やしていくとダヴルリ氏は述べている。顧客からのフィードバックを聞き、3月に挙げた改善点を引き続き改善しつつ、次の4つの分野を新たな注力ポイントとすることを宣言した。
- より高速で効率的なOOBE(Out Of Box Experience)体験の提供
- 8GB以上のメモリ最適化(Windowsのメモリフットプリントを削減し、PC全体で応答性の高いWindows体験を提供)
- セットアップの高速化と合わせ、ペアレンタルコントロールへの簡単なアクセス機能を提供
- アプリ全体でより自然で流ちょうな音声操作の実現
この中でも注目は「メモリフットプリントの削減」の部分だ。先ほど細かいチューニングでWindows全体のメモリ消費量の削減とオーバーヘッドの低減によるレスポンスの高速化に触れていたが、最終的にこれらを組み合わせることで「8GB」のメモリ容量でもある程度快適にWindows 11が使えるようにしていくことが改めて宣言された。
多くが知るように、2025年から2026年にかけてDRAMやNANDメモリの価格高騰がPC市場を直撃しており、ついにはコンシューマー向けのWindows 10 ESUの期間を延長せざるを得ない状態にまで追い込まれた。
こういった状況に対応すべく、実質的にAppleのMacBook Neo対抗と呼べる8GBメモリ搭載Windows 11製品を出したメーカーも出現したが、8GBはシングルタスク用途としては問題なくても、普段使いのPCとして複数の作業を任せるには少々きついと言わざるを得ない。
Microsoft自身がWindows 11のメモリフットプリント削減による最適化を実施し、これを26H2として配信することで、こういった低容量メモリのモデルにおいても、ある程度は快適に利用できることが期待できるのだろう。
なお、ここで不明なのが4つのフォーカスポイントのうちの最初に挙げた「より高速で効率的なOOBE体験」の部分だ。高速化といえば以前にMicrosoft Account(MSA)なしでのセットアップの話があったが、その後は続報もなく、むしろ昨今はMSA利用をさらに強化する動きの方が目立っており、正直期待薄といったところだ。
一方で、このOOBEの改良点についてダヴルリ氏が詳細を何も語っておらず、実際にどのような改良を行おうとしているのかも不明だ。このあたりはさらなる続報に期待したい。
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