男性はPCサイト、女性は通販雑誌――モバイルECサイトを知ったきっかけは
medibaと日経ネットマーケティングが、モバイルECサイトの利用動向に関する意識調査の結果を発表。サイト認知の導線は、男性がPC、女性が通販雑誌・広告という回答が最多となった。
medibaと日経ネットマーケティングは3月4日、「モバイルECサイト利用動向」に関するモバイルリサーチの結果を発表した。調査は1月27日から同29日まで、medibaが保有するリサーチ専用会員を対象に実施したもので、有効回答数は600人。
モバイルECサイトの認知については、先にPC用のサイトを利用し、その後携帯版を認知したという回答が、男性で25.7%、女性で14%となった。「通販雑誌・広告」から認知するケースは、女性では17.0%、男性では3.3%と大きく差が開いた。
モバイルECサイトへの認知経路を、利用者の買物頻度の違いで見ると、男性では「auのカテゴリ検索」や「携帯インターネットでたまたま見つけた」という項目で、全体値よりも高頻度者(過去半年間の買物回数が6回以上)の割合が高い結果となった。女性では「携帯でインターネットを検索」「携帯のインターネットでたまたま見つけた」の項目で、全体値よりも高頻度者の割合が高い傾向にあった。
支払い方法については、2万円以上の買物では「銀行振込」や「ネット銀行」といった金融機関を利用した決済方法が多かった。また購入金額に関わらず「代金引換」「クレジットカード」の利用が多いことが分かった。
なお、買物の頻度が低い人ほど平均利用金額は低く、頻度が高くなるにつれて、平均利用金額が増加する傾向が見られた。頻度別に平均利用金額をみると、低頻度(過去半年間の買物回数が3回以下)は8710円、中頻度(過去半年間の買物回数が4回から5回)は1万1240円、高頻度は1万5720円だった。
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