KDDI、バーコードリーダー搭載の法人端末「E06SH」を発売――8月6日から
KDDIが、バーコードリーダーを搭載した法人向け端末「E06SH」を8月6日に発売する。販売は業務用途向けに限られ、購入にあたっては業務用途で利用することを証明する書類が必要となる。
KDDIは8月6日から、バーコードリーダーを搭載した法人向け端末「E06SH」を発売する。販売は業務用途向けに限られ、購入にあたってはKDDIの携帯購入申込書に加えて、E06SHを業務用途で利用することを証明するための「端末所有者証明書」を提出する必要がある。
E06SHは、携帯電話としての使いやすさや大きさを踏襲しながら、バーコードや二次元コードの読み取りに対応するCMOSスキャンエンジンを装備した法人向け端末。伝票の読み込みや検品/棚卸、医薬品管理などのBREWアプリと組み合わせることで、ハンディーターミナルとしてさまざまな業務で利用できる。
IPX5/IPX7に準拠した防水性能を備え、屋外業務が多い職種でも雨や水濡れを気にせず利用可能。指紋認証ユニットを搭載し、自動ロックや遠隔ロックにも対応するなど、セキュリティや管理機能も充実している。また、au携帯電話向けのアプリケーションプラットフォームであるBREWに、.NET Frameworkとの互換性を持たせる.net by auにも対応し、.NET Framework環境でのアプリ開発を通じて蓄積されたノウハウやソフト資産をE06SHに生かせるのも特徴の1つだ。
端末には「KDDI Business Outlook」「ビジネス便利パック/GPS MAP」「ケータイオフィス」「ドキュメントビューアー」「scanRSM」などの法人向けアプリケーションがプリセットされ、ダウンロードの手間をかけることなくサービスを利用できる。また、ナカチェンforビジネスへの対応により、業務に合わせて最適化した形にメインメニューをカスタマイズできる。
KDDIは法人向け端末として「E05SH」「E30HT」をリリースしており、「E06SH」は3機種目の法人端末となる。
| 機種名 | E06SH |
|---|---|
| サイズ(幅×高さ×厚さ) | 48×138×21ミリ(最厚部約37ミリ) |
| 重さ | 約160グラム |
| 連続通話時間 | 約480分 |
| 連続待受時間 | 約530時間 |
| アウトカメラ | AF付き有効画素数203万画素 |
| インカメラ | − |
| 外部メモリ | microSD |
| メインディスプレイ | 約2.6インチ ワイドQVGA(240×400ピクセル)モバイルASV液晶 |
| サブディスプレイ | − |
| SDIO拡張スロット | − |
| おサイフケータイ(EZ FeliCa) | − |
| バーコードスキャナ | ○ |
| 防水性能 | IPX5/IPX7準拠 |
| 対応する主な法人サービス | KDDI Business Outlook、ビジネス便利パック(管理者制限機能・送受信メール/発着信履歴削除対応)、GPS MAP(管理者制限機能・送受信メール/発着信履歴削除対応)、ケータイオフィス、ドキュメントビューアー、scanR、Business EZ |
| そのほかの主なサービス | au one ガジェット、グローバルパスポート CDMA、デコレーションメール、、EZナビウォーク、EZ助手席ナビ、安心ナビ、災害時ナビ |
| 主な機能 | Bluetooth、赤外線通信、GPS、緊急地震速報、バイリンガル機能、ペア機能、でか文字、カラーベールビュー、名刺リーダー |
| ボディカラー | シルバー |
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
KDDI、構内PHSや無線LANに対応した「E05SH」とバーコードスキャナ装備の「E06SH」を発表
KDDIは、SDIOスロットを備え、専用の構内PHSカードや無線LANカードを装着できるシャープ製の法人向け端末「E05SH」と、バーコードスキャナを装備しハンディターミナルとして利用できる「E06SH」を発表した。
防水・指紋認証対応の法人端末「E05SH」、4月28日発売
KDDIが、シャープ製の法人向け端末「E05SH」を4月28日に発売する。指紋認証や管理制限などのセキュリティに対応し、防水機能も装備。SDIOスロットは、PHSカードや無線LANカードに対応する。
「E05SH」を内線電話機に――KDDI、構内PHSカードを7月14日に発売
出先でケータイ、社内で内線――。KDDIが、法人向け携帯電話「E05SH」を社内で内線電話として使えるようにする構内PHSカードを7月14日に発売する。
法人顧客に“オンリーワン”サービスを――KDDI、法人ソリューションの新戦略
携帯キャリア各社が法人向けサービスを強化する中、KDDIが法人ソリューションの新戦略を発表。顧客のニーズをくんで最適化した提案ができる体制を整えるとし、柔軟な組み合わせが可能な内線ソリューションを発表した。
KDDI、.NET資産を使ったBREWアプリを開発できる「.net by au」を発表
KDDIは、マイクロソフトの「.NET Framework」と互換性があるBREWアプリ開発用プラットフォーム「.net by au」を発表した。.net by auで開発されたアプリは、シャープ製の法人向け端末「E05SH」「E06SH」上で動作する。
au初のスマートフォン「E30HT」、5月1日発売――個人向けにも販売
auのHTC製スマートフォン「E30HT」が5月1日に発売。OSにはWindows Mobile 6.1 Professional Editionを搭載し、下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsの通信ができる。法人ユーザーのほか、個人ユーザー向けにも販売される。
モバイルソリューションと内線サービスが成長を牽引――KDDI 山本泰英氏に聞く法人戦略
「不況だからこそ、潜在ニーズはむしろ顕在化しやすい」――KDDIの法人部隊を率いる山本泰英氏は、法人向けモバイルソリューションやFMC分野は、「今だからこそ成長のチャンスが大きい」と見る。


