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拡張現実で東大キャンパスツアー――KDDIの「実空間透視ケータイ」で:現役女子大生がガイド
博報堂DYが、KDDIの「実空間透視ケータイ」を使った実証実験として、東大キャンパスツアーを実施。AR技術の広告領域への活用を検証する。
博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は、KDDIが開発中の「実空間透視ケータイ」を使った実証実験「東京大学ARキャンパスツアー」を実施すると発表した。東京大学大学院情報学環山内研究室、KDDI研究所と共同で、9月25日から2日間実施する。
実空間透視ケータイは、端末のGPSや6軸センサー、地磁気センサーなどを活用し、ケータイをかざした先にあるスポット情報をディスプレイに表示するアプリで、実証実験にはKDDIと博報堂DYメディアパートナーズが共同で開発している次世代ナビゲーション携帯アプリ「MAWARIPO」×実空間透視ケータイを利用する。実験の参加者が携帯を手にキャンパスを散策すると、携帯を通じて周辺のキャンパス内施設の概要について、数十人の現役東大女子学生による解説を受けられる。
博報堂DYメディアパートナーズ、東京大学大学院情報学環山内研究室、KDDI研究所は今回の実験を通じて、インタフェースの操作性や大学に対する好意度、理解度などに加え、AR技術の広告領域への活用を検証する。
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