シャープ、中国市場向け新モデル11機種を発表
シャープが4月13日、北京で中国市場向けの携帯電話新製品発表会を開催した。TD-SCDMA対応モデルを含む11機種を投入し、中国市場でのシェア拡大を目指す。
シャープは4月13日、中国の北京市内で携帯電話新製品発表会を開催し、3月から4月にかけて合計11機種27色の新製品を投入することを明らかにした。
2008年6月のAQUOSケータイ発売以来、シャープは1年9カ月で27機種92モデルを中国市場で展開しており、特に高機能モデルのカテゴリーで一定の存在感を見せている。常務執行役員 中国本部長兼夏普商貿(中国)有限公司薫事長の菅野信行氏は、中国市場での年間販売台数500万台を早期に達成したいこと、2010年度は今回紹介する11機種27色を含む、合計35機種70モデルを投入予定であることなどを説明した。ちなみに2009年度のシャープの販売台数は100万台強なので、販売数は一気に5倍に拡大する。
今回発表した新製品は、サイクロイドスタイルを採用したAQUOSケータイ4機種に、タッチパネルを備えた回転2軸端末が6機種、オーソドックスな折りたたみ型端末が1機種というラインアップ。このうち3Gケータイは4機種で、日本で人気のタッチパネルを搭載した回転2軸型端末を新たに用意した。2月から投入を始めたソーラーパネル搭載端末やメモリ液晶搭載端末も拡充する。
3Gケータイのラインアップには、新たに中国の独自規格TD-SCDMAに対応した「SH800M」を用意した点が注目に値する。China Mobile向けの端末で、中国のモバイル向けテレビ放送「CMMB」の視聴も可能なサイクロイド型端末だ。シャープはすでにChina UnicomとChina Telecomへの納入実績がある。China Mobileへの端末納入が決まったことで、中国の3大キャリアすべてに端末を納入することになる。
ソーラーパネル搭載モデルは、新たに3機種を用意。中国市場でもシャープは“ソーラーカンパニー”としての知名度が高いことから、ソーラーパネル搭載モデルを拡充した。合わせてコンテンツサービスの強化も図る計画で、日本国内で携帯電話向けゲームコンテンツを開発するジー・モードのタイトルをシャープのWebサイト経由でダウンロード提供する。
機能、デザインなどシャープの強みを生かしてシェアを拡大していく考えだ。
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