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ARでユーザーの行動を喚起――ARマーケティングツール「GnG」のiPhoneアプリ登場
クウジットとユーフォニックが、ARを活用したマーケティングツール「GnG(GET and GO)」を開発。同サービスに対応するiPhoneアプリを公開した。
AR(拡張現実)エフェクト付きコンテンツでユーザーの行動を促進――。クウジットとユーフォニックが、ARを活用したマーケティングツール「GnG(GET and GO)」を開発し、iPhone向けの対応アプリをリリースした。今後、Android端末向けGnGアプリもリリースする予定としている。
GnGは、利用者が専用の画像パターンにスマートフォンのカメラをかざすと、リアルな物体から飛び出すようなエフェクトとともに、映像や音声、CG、電子クーポンなどのデジタル情報を得られるマーケティングツール。利用者の位置情報と連携するようGnGコンテンツを設計すれば、商品やサービスを提供する最寄りの店舗情報をプッシュで配信できるという。
同サービスはクウジットのAR技術ソリューション「KART」を採用しており、GnGコンテンツの配信サーバとGnGアプリ、雑誌や看板などのユーザーとのコンタクトポイントに掲載するARマーカーで構成される。主な機能は、その場でGnGコンテンツをプッシュ方式で提供し、限られた誌面や空間を拡張する「起点で完結」型と、GnGコンテンツに加え、目的地点を地図上に表示して誘導する「起点→到達点」型の2種。7月をめどに、GnGコンテンツに当該地点までのナビによる誘導を付加するサービスも提供する予定だ。
なお、サービスの提供にあたっては、クウジットが企画と開発、ユーフォニックがデザインと映像制作を担当する。
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