ニュース
ドコモ、船舶・車載向け衛星電話対応端末を発売
NTTドコモが8月3日から、衛星電話サービス「ワイドスターII」に対応する船舶、車載向けの端末とアンテナの販売を開始する。
NTTドコモは8月3日から、同社の衛星電話サービス「ワイドスターII」に対応した船舶、車載向けの「衛星船舶・車載端末 01」を発売する。合わせて、防水・防塵機能を備えた「衛星船舶車載アンテナ 01」の販売も開始。いずれもドコモの法人営業部門を通じて販売するが、今後、一部のドコモショップでの受付も予定している。
ワイドスターIIによる下り最大384kbpsのデータ通信に対応する端末で、海上で気象情報を閲覧したり、メールで運行状況を伝達する際などに役立つという。3GFAXと接続すれば、国内外へのFAX送信に対応する「FAXゲートウェイサービス」など、ワイドスターIIのオプションサービスも利用できる。
なお、ドコモがこれまで提供していた「ワイドスター」の衛星パケットサービスについては、後継サービスにあたるワイドスターIIの用途別対応端末が出そろったことから、新規申し込みの受付を2011年1月31日で終了。サービス自体は2012年3月31日をもって終了する。
申し込み受付の終了に伴いドコモは、端末価格の割引をふくむ、ワイドスターからワイドスターIIへの移行促進施策を実施する。
項目 | 概要 |
---|---|
最大通信速度 | 上り:最大144kbps、下り:最大384kbps |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 66×141×231ミリ |
重さ | 約2.1キログラム |
電源 | 船舶、車両から供給 |
消費電力 | 72ワット以下(DC13.8V入力時) |
防水・防塵機能 | IP51 |
項目 | 概要 |
---|---|
サイズ(直径×高さ) | 301ミリ×146ミリ |
重さ | 約4.2キログラム |
防水・防塵性能 | IP55 |
関連記事
- ドコモ、新たな衛星電話サービス「ワイドスターII」を提供開始
NTTドコモが、新たな衛星電話サービス「ワイドスターII」の提供を開始し、「衛星可搬端末01」を発売する。 - 拠点間の一斉同報を複数手段で――ドコモ、法人向けに「一斉同報通信サービス」
NTTドコモが、法人向けサービスとして「一斉同報通信サービス」を提供。拠点の数が多い企業や官公庁などを対象に提供するサービスで、多拠点間の情報共有を音声、FAX、メールの3種の手段で行えるようにする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.