iPhoneの有料アプリ、3割超が「ダウンロードしない」:調査リポート
MMD研究所が、iPhoneアプリのダウンロード数に関する調査結果を発表。1カ月にダウンロードする有料アプリは、1〜5個という回答が最多となり、「ダウンロードしない」という回答も約3割を占めた。
MMD研究所は8月11日、「iPhoneアプリのダウンロード数に関する実態調査」の結果を発表した。調査は8月6日から同10日まで実施したもので、有効回答数は2282人。
同調査によれば、2282人のうちiPhoneを所有している人の割合は8.0%で、その他のスマートフォンの所有率は3.4%だった。機種別の内訳は、「iPhone3GS」の所有率がもっとも高く、全体の4.0%を占め、これに「iPhone4」が2.2%、「iPhone3G」が1.8%で続いた。「Xperia」は全体の1.2%となっている。
iPhoneユーザーに対して、アプリのダウンロード数を聞いたところ、有料、無料を含めて1カ月にダウンロードするアプリの数は、「1〜5個」と回答したユーザーが42.9%で最多となり、「6〜10個」と回答したユーザーが33.5%でこれに続いた。
このうち、1カ月にダウンロードする有料アプリの数を聞くと、「1〜5個」という回答が58.2%でもっとも多かった。「6〜10個」という回答は7.7%、「11〜15個」は1.1%、「それ以上」が0.6%となり、有料アプリはダウンロードしないと回答したユーザーは32.4%となった。
男女別に見ると、ダウンロードしないという回答は男性が32.9%なのに対し、女性は31.0%とやや少ない。また、「1〜5個」という回答は、男性が55.7%、女性が66.6%となっている。しかし、「6〜10個」という回答は、男性が9.3%、女性は2.4%と、女性の方が少なく、11個以上と回答した女性はいなかった。
iPhoneアプリをダウンロードする際、どのような情報を参考にするかを複数回答形式で聞くと、「Webのニュースサイトやアプリ紹介サイトのレビュー」という回答が67.6%で最多。以下、「AppStoreのランキング」が53.8%、「友人・知人のクチコミ」が44.5%、「AppStoreの新着アプリ情報」が36.8%と続いた。
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