ファーウェイの住宅用蓄電システムを搭載! 太陽光で家電も動くキャラバントラックが日本全国に

住宅用蓄電システムを搭載した華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)のキャラバントラックが、日本各地を巡っている。その狙いは、どこにあるのか? 出会った人々の反応は? パートナー企業からみた同蓄電システムの特長とともに、同社のキャラバントラックとその詳細を紹介する。

» 2021年12月14日 10時00分 公開
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 華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)の住宅用蓄電システムを積んだキャラバントラックが、各地で関心を集めている。2021年9月に開催された埼玉県三郷市でのテープカットセレモニーを皮切りに、南は九州・福岡から北は北海道・札幌まで日本全国を巡回中だ。11月17〜19日には、東京ビッグサイトの「Japan Home & Building Show 2021」会場に乗り入れて、ひときわ大きな注目を浴びた。

ファーウェイ・ジャパンのキャラバントラック

最先端の住宅用蓄電システム「LUNA2000シリーズ」を装備

 キャラバントラックは、荷台に一般家庭のリビングやキッチンを模した部屋を備え、ファーウェイ製の住宅用蓄電システムを搭載。荷台の片面には太陽光パネルが設置されており、完全オフグリッドで、昼夜を問わず、照明・テレビ・IHクッキングヒーターなどを自由に使える環境が再現されている。太陽光発電と蓄電池がある暮らしの魅力を実感できる、さながら動くモデルハウスだ。

キャラバントラックの内部ではファーウェイの住宅用蓄電システムを体験可能に

 このトラックの主役となっているのは、ファーウェイが2021年から販売を開始した住宅用蓄電システム「LUNA2000シリーズ」。太陽光発電用のパワーコンディショナーで知られる同社が、はじめて市場投入した住宅用蓄電池として、業界の話題をさらった製品だ。今回のキャラバンの狙いを、ファーウェイ・ジャパン デジタルパワー事業部 チャネル管理部部長の馬伝龍氏は次のように述べている。

キャラバントラック内部に設置されたファーウェイ・ジャパンの住宅用蓄電システム

 「これまで弊社は高圧や低圧など産業用太陽光のパワーコンディショナーをメインに扱ってきましたが、2021年1月にJET認証を取得し、住宅用蓄電システムもリリースさせていただきました。住宅用蓄電システムのユーザーは、弊社としては従来のお客さまとは異なりますから、どのように製品の魅力をお伝えしていけば良いかと思案しました。また、コロナ禍にあって、かつてのようにリアルなセミナーを開催することもできません。ならば、いっそわれわれの方でお客さまの近くまで行こうと考えました。そして現物を見て、触れて、導入後の暮らしをイメージしていただき、お客さまの声を直接お聞きできるように――という想いで、つくったのが今回のキャラバントラックです」(馬氏)

 実際、行った先々で、一般ユーザーや工務店・販売施工店などから、さまざまな反響を得ているという。

 「一般ユーザーのみなさまには、まずはこの見た目、デザインの部分で感心していただくことが多いようです。“かっこいいですね”“コンパクトな蓄電池ですね”“この薄さならわが家にも置けそうです”など、ありがたい声をたくさんいただきました。

 キャラバントラックに積まれたテレビやIHクッキングヒーターなどの電力は、太陽光パネルで発電した電気を蓄電池にためて、その蓄電池からの供給ですべて賄っています。つまり非常用電源としての使い方と同じですから、災害時のことを考えるきっかけにもしていただけているようです。

 工務店のみなさまからは、“この大きさと重さなら1人でも工事ができそうだ”など施工性に関する評価が一番にあがってきています。 また、実機に触れていただいた方からは、“今まで2〜3時間かけてやっていた作業も、これなら30分くらいでできそうだ”などという感想もいただきました」(馬氏)

ハウスビルダーが考える住宅用蓄電池の重要性とは?

 東京ビッグサイトの「Japan Home & Building Show 2021」会場には、住宅用蓄電システム「LUNA2000シリーズ」について詳しく知ろうと、ファーウェイ・ジャパンのパートナー企業も多数訪れた。神奈川県横浜市を拠点に、環境に配慮した家づくりを続けてきたハウスビルダー、三峰エンジニアリングもその1社だ。

三峰エンジニアリング 代表取締役の繆氏

 同社は設立より四半世紀、戸建住宅からアパート・マンションまで、地域密着型のハウスビルダーとして“住む人の幸せ”を第一に考えた住まいづくりにこだわってきた。そんな同社にとっても、優良な蓄電システムの登場は、待ちに待っていたものだった。同社代表取締役の繆雪峰氏はいう。

 「私たちの事業エリアでは、家を建てる際に、北側隣地への日照確保のためにかかる北側斜線制限の影響を強く受ける場合が多くあります。ですから、太陽光発電に理想的な南向きの屋根を確保するのは、難しいケースがほとんどです。限られた敷地面積を効率的に使い、かつ北側斜線制限を考慮して設計すると、どうしても北面の大きい屋根になってしまうのです。結果として、日照量の多い屋根面が少なくなり、太陽光パネルの積載量は限られてしまいます。もちろん北面に載せることもできますが、南面ほどの発電効率を期待することはできません。北側斜線制限によって、発電量が少なく抑えられているといわざるを得ないでしょう。お客さまは太陽光のメリットを限定的にしか享受することができず、ハウスビルダーとしては残念でなりませんでした。

 そのため以前より、太陽光を存分に生かしていくためには、蓄電システムの普及が欠かせないと考えていました。蓄電システムと組み合わせれば、北側斜線制限のもとでの限られた太陽光発電であっても、そのメリットを実感していただくことができるからです。また、FIT制度における売電単価も年々下落し、電力会社から買う電気代より安いという状況にあって、発電した電気はもう“売る”より“使う”時代に入ったともいえるでしょう。太陽光で発電した電気を無駄なく使いきるためにも、蓄電システムは不可欠な存在になっていくに違いありません」(繆氏)

住宅用蓄電システムは施工性の高さがポイント

 ただ、これまで住宅用蓄電池は性能に比べてコストが高く、施工性も拡張性も、広く普及させるという観点では十分ではなかった。そのため、建築主に対して、蓄電池の導入を積極的に提案することはできなかったという。しかし、地球温暖化防止に向けた社会的機運の高まりとともに、蓄電池の価格もこなれてきたいま、「そろそろ導入を勧めるべきタイミングだ」(繆氏)と考えていたという。そうして国内外の蓄電池を比較検討するなかで出会ったのが、ファーウェイ・ジャパンの住宅用蓄電システム「LUNA2000シリーズ」だった。

 「ハウスビルダーの立場から、性能やコストはもちろん、施工のしやすさやメンテナンス性、拡張性やアフターフォローの体制まで、各社の蓄電池を幅広く調査しました。それまでファーウェイ・ジャパンさまとのお付き合いはありませんでしたが、国内外どこのメーカーと比べても総合的に優れており、お客さまに自信を持ってお薦めできると判断しました。近々、私自身の自宅にも導入を予定しています。

 私たちにとって、ファーウェイ製住宅用蓄電システムの最大の魅力は、なんといって施工性の高さにあります。製品全体としても極めて軽量コンパクトですが、それがパーツごとにユニット化されていて分割して取り扱うことができるので、設置工事の労力が大幅に軽減されるのです。戸建住宅の場合、一般に広い設置スペースはなく、エアコンの室外機とともに狭い隙間に据え付けなくてはならないということも少なくありません。そんなところでは一個単位の重量が軽く、コンパクトであることは、たいへん大きなメリットになります」(繆氏)

住宅用蓄電システム「LUNA2000 シリーズ」。容量5kWhユニットごとに分割が可能で、施工性も高いのが特徴の蓄電システムだ

 さらに、分割できるという特長は、故障時にも生きてくるという。故障をしても、そのユニットだけを交換すれば良いので、最小限の手間と時間で済ませることができるのだ。これはメンテナンスをする事業者にとっても、ユーザーにとっても、長く使っていく上では重要なポイントであるに違いない。

 同社営業部長の王長偉氏は、ファーウェイ製品の最大の特長は信頼性の高さにあるとして、「そもそも故障の少なさはパワーコンディショナーで定評のあるところだし、 “万が一故障があっても2日以内に交換する”ということなので安心です」と話す。また、パートナー企業に対しては、「ファーウェイ製品の施工に関する講習会など支援体制も充実しているので、自信をもって作業にあたることができる」という。

地球温暖化防止に向け、脱炭素ソリューションに期待

 三峰エンジニアリングとともに会場を訪れた、ネクサスコンサルティングの浜部裕代表もファーウェイ製品の住宅用蓄電システムを評価する一人だ。ネクサスコンサルティングは、中小企業の海外進出や海外企業の日本での活動を支援するコンサルティングファーム。浜部氏も、ファーウェイ製品の信頼性の高さを評価している。

ネクサスコンサルティングの浜部代表

 「ファーウェイは創業当初からユニークな従業員持株制度を通じて、才能ある人材を集め、技術力と先見性を培ってきた企業です。住宅用蓄電システムにも、そんなファーウェイの精神が息づいています。昨今、日本でもカーボンニュートラルに向けた動きが本格化していますが、同社の住宅用蓄電システムは、その動きを家庭レベルで推進するものになるでしょう。それは将来の世代に対して、より良い環境、より良い地球を遺していくための脱炭素ソリューションであるともいえるのです」(浜部氏)

 今回のキャラバントラックに関しても、「各地の人々に、実際にソリューションをみて、その効果を感じ取ってもらうには、自ら出向いていく移動展示場のような形は最適です。こうした柔軟な発想を生かして、今後も地球温暖化防止に貢献する取り組みを進めていって欲しいものです」と話す。

 ファーウェイ・ジャパンのキャラバントラックによる全国行脚では、1000人を超える来場者が訪れたという。前出のファーウェイ・ジャパン馬伝龍氏は、これまでのキャラバントラック行脚を振り返り、こう述べている。

 「住宅用蓄電システムのユーザーとなる一般家庭のみなさま、取り扱いを希望する各地の工務店さま、すでにお取り引きいただいているパートナー企業のみなさまなど、それぞれのお立場からさまざまなご意見・ご感想をいただきました。キャラバントラクックは我々としても初の試みであり、苦労もありましたが、こうして日本全国のみなさまにご参加いただくことができ、本当に良かったと思っています。みなさまから頂戴したコメントを分析し、参考にさせていただきながら、脱炭素社会の実現に向けた製品開発や事業活動に生かしてまいります」(馬氏)

 地球温暖化防止へ── 一般家庭の意識も着実に変わりつつある。住宅用蓄電システムを搭載したファーウェイ・ジャパンのキャラバントラックは、人々の想いを糧に、今日もどこかを走っている。

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提供:華為技術日本株式会社/ファーウェイ・ジャパン
アイティメディア営業企画/制作:スマートジャパン 編集部/掲載内容有効期限:2022年1月12日